出版社内容情報
秘密保護法、教育基本法、武器輸出三原則、日本国憲法などとの関係を示しながら、「集団的自衛権」とは何なのかをわかりやすく解説。
昨年12月、安倍政権は多くの人々の大きな反対を押し切り、「特定秘密保護法」を強行採決・成立させました。今後は「解釈改憲による集団的自衛権行使容認」「国家安全保障基本法強行」へ踏み込もうとしており、日本が戦争に参加できる国になろうとしています。このままで、いいのでしょうか?
本書では、第一次安倍内閣からの改憲策動、教育基本法、秘密保護法、武器輸出三原則、国家安全保障戦略(NSS)、日本国憲法との関係を示しながら、「集団的自衛権」とは何なのか。また、行使が容認されるとどうなるのか。次代を担う、中高生でもわかるように、やさしく解説します。
序 章 考えてみましょう「集団的自衛権」──飯島滋明
第1章 集団的自衛権の行使容認に反対します!
大江健三郎、落合恵子、鎌田慧、香山リカ、佐高信、辛淑玉ほか
第2章 集団的自衛権ってなに?
1 集団的自衛権は日本国憲法に違反しませんか?──飯島滋明
2 集団的自衛権にはどんな法律が関係しますか?──清水雅彦
3 集団的自衛権を世界はどうしているのでしょう?──飯島滋明
4 集団的自衛権ができると自衛隊はどう変わるのでしょう?──前田哲男
5 集団的自衛権ができると中国や韓国とはどうなるのでしょう?──内田雅敏
第3章 集団的自衛権ができるとどうなる?
1 秘密保護法との関係は?──矢崎暁子
2 教育政策はどうなるのでしょう?──清水雅彦
3 メディアの報道姿勢は?──山口正紀
4 原発推進と関係しますか?──澤井正子
5 武器輸出三原則がゆるめられましたが──清水雅彦
戦争をさせない1000人委員会とは?──福山真劫
あとがき やっぱりダメでしょう。──清水雅彦
【著者紹介】
戦争をさせない1000人委員会
戦争への道を突き進む政府の暴走を阻止し、一人ひとりの平和に生きる権利を守りぬくため、雨宮処凜、内橋克人、大江健三郎、大田昌秀、奥平康弘、小山内美江子、落合恵子、鎌田慧、香山リカ、倉本聰、佐高信、瀬戸内寂聴、高橋哲哉、高良鉄美、田中優子、山口二郎を発起人として、今年2月に立ち上がった委員会。
目次
序章 考えてみましょう「集団的自衛権」
第1章 集団的自衛権の行使容認に反対します!
第2章 集団的自衛権ってなに?(集団的自衛権は日本国憲法に違反しませんか?;集団的自衛権にはどんな法律が関係しますか?;集団的自衛権を世界はどうしているのでしょう?;集団的自衛権ができると自衛隊はどう変わるのでしょう?;集団的自衛権の行使容認となると中国や韓国とどうなるでしょう?;安保法制懇第2次報告書と安倍首相の「基本的方向性」とは?)
第3章 集団的自衛権ができるとどうなる?(秘密保護法との関係は?;教育政策はどうなるのでしょう?;メディアの報道姿勢は?;原発推進と関係しますか?;武器輸出三原則がゆるめられましたが。)