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熊取六人衆の脱原発

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822814038
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

京都大学原子炉実験所・原子力安全研究グループの中で、熊取学者六人衆と呼ばれる6人の講演を一冊にまとめ、脱原発への道を拓く。

「原子力災害・放射能汚染など、原子力利用にともなうリスクを明らかにする研究」を行ってきた京都大学原子炉実験所の原子力安全研究グループ。その中で、熊取六人衆と呼ばれる6人の講演を一冊にまとめ、熊取の原子力に対するサイエンスの考え方、気風を伝え、脱原発への道を拓く。

1 熊取の学者たち
  (1)市民とアカデミズムのはざまで──川野眞治
  (2)福島原発事故3年後の過去、現在、未来──海老澤徹
  (3)危険で無意味な高速増殖炉「もんじゅ」──小林圭二
  (4)学問とは、科学(サイエンス)とは──今中哲二

2 この国は原発事故から何を学んだのか?──小出裕章

3 証言──女川原発差し止め訴訟──瀬尾 健

内容説明

京都大学原子炉実験所で、永く原子力を研究してきた6人の科学者がいる。福島第一原発事故後、注目をあつめる科学者の原発と対峙するサイエンス・気風を伝える。

目次

1 熊取の学者たち(市民とアカデミズムのはざまで;福島原発事故3年後の過去、現在、未来;危険で無意味な高速増殖炉「もんじゅ」;学問とは、科学(サイエンス)とは)
2 この国は原発事故から何を学んだのか?
3 証言―女川原発差し止め訴訟

著者等紹介

今中哲二[イマナカテツジ]
1950年広島市生まれ。1973年大阪大学工学部原子力工学科卒業。1976年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。同京都大学原子炉実験所助手。現在、京都大学原子炉実験所助教

海老澤徹[エビサワトオル]
1939年川崎市生まれ。1964年京都大学理学部卒業。同京都大学原子炉実験所助手。1986年ミュンヘン工科大学研究員としてフランスILL研究所に滞在。1998年同助教授。2002年同退官

川野眞治[カワノシンジ]
1942年大分県中津市生まれ。1964年京都大学理学部卒業。1969年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。同京都大学原子炉実験所助手。1995年同助教授。2005年同退官

小出裕章[コイデヒロアキ]
1949年東京都生まれ。1972年東北大学工学部原子核工学科卒業。1974年東北大学大学院工学研究科修士課程修了。同京都大学原子炉実験所助手。現在、京都大学原子炉実験所助教

小林圭二[コバヤシケイジ]
1939年中国・大連生まれ。1964年京都大学工学部原子核工学科卒業。同京都大学原子炉実験所助手。2001年同講師。2003年同退官

瀬尾健[セオタケシ]
1940年神戸市生まれ。1964年京都大学工学部原子力工学科卒業。1966年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。同京都大学原子炉実験所助手。1983年ドイツ・ユーリッヒの核物理研究所で客員研究員(~84年)。1994年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

23
組織を優先させる、 日本的経営の体質(40頁)。 これをなんとかしなければ、 破局へと引き摺り込まれる。 ノー、と言わなければ! 図2のイチエフ1号炉 の底に、どのように冷却 されているか、誰も知らない (50頁)という。 西日本は大阪19㏃。 新宿は1万7千㏃(56頁)。 なのに、極点っておかしいな。 これを機に首都機能を分散させられない。 白黒地図ではあるが、 図4の放射能汚染の広がりは 深刻に思われる(57頁)。   2014/06/22

乱読家 護る会支持!

2
大阪熊取町にある京大原子炉で、脱原発を訴えてこられた6人の学者の講演録。読みながら、なぜ日本人は福島の災害に直面しながら、脱原発にならないのか?と考えました、、、、まず、現状を報道しないマスコミ、核兵器保有カードを捨てれない政治家が主流であること。そしてそれ以上に、「情報を整理して考えれない」「議論が苦手」な国民性。古事記の時代から続く国民性があるように思います。2014/09/20

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