出版社内容情報
京都大学原子炉実験所・原子力安全研究グループの中で、熊取学者六人衆と呼ばれる6人の講演を一冊にまとめ、脱原発への道を拓く。
「原子力災害・放射能汚染など、原子力利用にともなうリスクを明らかにする研究」を行ってきた京都大学原子炉実験所の原子力安全研究グループ。その中で、熊取六人衆と呼ばれる6人の講演を一冊にまとめ、熊取の原子力に対するサイエンスの考え方、気風を伝え、脱原発への道を拓く。
1 熊取の学者たち
(1)市民とアカデミズムのはざまで──川野眞治
(2)福島原発事故3年後の過去、現在、未来──海老澤徹
(3)危険で無意味な高速増殖炉「もんじゅ」──小林圭二
(4)学問とは、科学(サイエンス)とは──今中哲二
2 この国は原発事故から何を学んだのか?──小出裕章
3 証言──女川原発差し止め訴訟──瀬尾 健
内容説明
京都大学原子炉実験所で、永く原子力を研究してきた6人の科学者がいる。福島第一原発事故後、注目をあつめる科学者の原発と対峙するサイエンス・気風を伝える。
目次
1 熊取の学者たち(市民とアカデミズムのはざまで;福島原発事故3年後の過去、現在、未来;危険で無意味な高速増殖炉「もんじゅ」;学問とは、科学(サイエンス)とは)
2 この国は原発事故から何を学んだのか?
3 証言―女川原発差し止め訴訟
著者等紹介
今中哲二[イマナカテツジ]
1950年広島市生まれ。1973年大阪大学工学部原子力工学科卒業。1976年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。同京都大学原子炉実験所助手。現在、京都大学原子炉実験所助教
海老澤徹[エビサワトオル]
1939年川崎市生まれ。1964年京都大学理学部卒業。同京都大学原子炉実験所助手。1986年ミュンヘン工科大学研究員としてフランスILL研究所に滞在。1998年同助教授。2002年同退官
川野眞治[カワノシンジ]
1942年大分県中津市生まれ。1964年京都大学理学部卒業。1969年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。同京都大学原子炉実験所助手。1995年同助教授。2005年同退官
小出裕章[コイデヒロアキ]
1949年東京都生まれ。1972年東北大学工学部原子核工学科卒業。1974年東北大学大学院工学研究科修士課程修了。同京都大学原子炉実験所助手。現在、京都大学原子炉実験所助教
小林圭二[コバヤシケイジ]
1939年中国・大連生まれ。1964年京都大学工学部原子核工学科卒業。同京都大学原子炉実験所助手。2001年同講師。2003年同退官
瀬尾健[セオタケシ]
1940年神戸市生まれ。1964年京都大学工学部原子力工学科卒業。1966年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。同京都大学原子炉実験所助手。1983年ドイツ・ユーリッヒの核物理研究所で客員研究員(~84年)。1994年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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