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北朝鮮で兄(オッパ)は死んだ

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822809003
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

朝鮮総聯幹部の娘として生まれ帰還事業で3人の兄が北朝鮮に渡ったドキュメンタリー映画監督ヤン・ヨンヒ。佐高信がきく「地上の楽園」北朝鮮の知られざる内実。

目次

那1章 ピョンヤンに生きる(オッパの死に目にあえない;映画「ディア・ピョンヤン」のショック;総聯のおっちゃんと酒飲みたい ほか)
第2章 そして人々は「楽園」に渡った(資本主義に毒された帰国者;煽られた「地上の楽園」;在日を追い払いたかった日本 ほか)
第3章 コリアン・メイド・イン・ジャパン(同じ時間に生きているのに;ソナ、もうひとりの私;あたしらと変わらんちゃいますか? ほか)

著者等紹介

梁英姫[ヤンヨンヒ]
大阪府大阪市生まれ。“在日”コリアン2世。東京の朝鮮大学校を卒業後、教師、劇団女優、ラジオパーソナリティ、アジアを中心としたドキュメンタリー映像作家を経て映画監督に。ドキュメンタリー映画「ディア・ピョンヤン」(2005)は、ベルリン国際映画祭アジア最優秀映画賞、サンダンス映画祭審査員特別賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭特別賞など数々の世界的な映画祭で大絶賛される

佐高信[サタカマコト]
山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、郷里の高校教師、経済誌の編集長を経て、評論家となる。「社畜」という言葉で日本の企業社会の病理を露わにし、会社・経営者批評で一つの分野を築く。経済にとどまらず、憲法、教育など現代日本について辛口の評論を続ける。(株)金曜日代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

4
「ディア・ピョンヤン」(映画もDVDで見ました)を読んで以来の著作。北朝鮮という国の異質な点が、より明らかにされるとの予想と期待(?)で読み始めたものの、意外にも「鏡」として日本を映してみると、そこに浮かび上がってきたのは日本の「特殊性」でした。人を取り巻くさまざまなものが最初から違っていることが大前提である諸外国に比べて、ほぼ単一民族が住む島国という日本の「偏狭/辺境」さを思い知らされた気がします。在日であることの立場の複雑さを物語る出来事や事件も紹介されていて、誰もが読んで損はしない本だと思います。2010/12/12

kera1019

3
「北朝鮮の人も笑うんですか?」って疑問はわかる気がする。普段TVで目にする北朝鮮って拉致と核、飢餓で路上に横たわる子供、朝鮮中央通信の報道官など、日本人にとって異様なものばかりで、北朝鮮の人が笑うなんて考えた事ないもんなぁ…梁英姫さんが語る家族に対する言葉が北朝鮮という国を近づけてくれたような…2013/10/04

kozawa

3
書名と比べると内容は案外穏当で、ドキュメンタリー映画作家梁 英姫インタビュー2010/01/30

鈴木律

2
『愛しきソナ』『ディア・ピョンヤン』『スープとイデオロギー』という、著者監督のドキュメンタリーをたまたま続けて見たことで、読んでみようと思った本。朝鮮半島のこと、在日のことをあまりにも自分は知らなさすぎたと痛感。2025/02/19

尾原道場

2
在日に済州島出身者が多いのは、四・三事件により逃れてきた方達という話はやはりみんなちゃんと知らなければいけない。2012/11/20

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