出版社内容情報
“生活が保障され、安定している”と思われていた公務員もワーキングプアに!
数十万とも、数百万とも言われる自治体に働く嘱託・臨時職員、民間委託の実態を市議会議員が明らかにする。
第1章 嘱託職員・臨時職員に聞く
第2章 自治体発ワーキングプア
第3章 増え続ける自治体非正規職員
第4章 民間委託は誰のためか
第5章 処方箋をさがす
内容説明
“生活が保障され、安定している”と思われていた公務員もワーキングプアに!数百万人ともいわれる、自治体に働く嘱託・臨時職員、民間委託の実態がはじめて明らかに。
目次
第1章 嘱託職員・臨時職員に聞く(未来のある話を聞きたい;電話で決まる講師の仕事 ほか)
第2章 自治体発ワーキングプア(江戸の官もワーキングプア;お上と庶民の微妙な関係 ほか)
第3章 増えつづける自治体非正規職員(学校は職種と雇用の見本市;図書館も非正規雇用 ほか)
第4章 民間委託は誰のためか(指定管理者制度の誕生;何だかわからないPFI制度 ほか)
第5章 処方箋をさがす(新自由主義がもたらすもの;自治体最低賃金を定める ほか)
著者等紹介
布施哲也[フセテツヤ]
1949年千葉県に生まれる。中央大学(二部)卒業後に民間会社勤務。狭山事件の再審を求める市民の会、障害者の教育権を実現する会などで活動。宮武外骨私的研究会・主宰。清瀬市議会議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuhito Matsuzaki
8
公務員の非正規雇用を問題視した15年ほど前に出版された一冊。 嘱託職員(嘱託)、臨時職員(アルバイト)…そんな時代もありましたね。 まだまだ課題は多いと思います。2023/10/07
29世紀
1
☆1☆目次だけ見ると項目はいいのに、文章はバラバラ。構成力に疑問。いきなり江戸の話とか出てくるし。【非正規雇用・新自由主義・職員削減・指定管理者制度・ピンハネ】2009/03/05
Riopapa
1
地元の図書館が指定管理者制度やらで、民間業者が運営することになり、経費削減になると聞いた時、給料が安いということなんだろうとは思っていたが、やはりその通りらしい。それにしても、公務員削減がこうした形で貧困層を新たに生み出しているとは。あまり余計な主張を入れないで、ルポに徹してくれた方が共感が持てたかも。ちょっと反お上、反アメリカが鼻につく。2012/12/09
ぷりん
1
著者は公務員、官というものがそんなに憎いのだろうか。官憎しで思考停止に陥っているような印象を受ける。人件費削減を言われたり、積極的に正職員にするよう言われたり。公務員も大変だ2012/10/27
Sosseki
0
見聞き、経験してきて思ったことを言ってもらった気がする。給与は物品処理と同じだけれど、人件費でないのね、やっぱり。いくら8時間、週5日働いても、生活保護以下、10年勤めても昇給、ボーナス、退職金なし。この間まで通勤費さえない、休暇もあったのかなかったのか、知らされることはなかった。働いている人がなぜ民間と同じように守られないのか、同じ職場の「仲間」としてせめて民間のパートやアルバイトと同じような待遇を与えないのか、理解できない。正規職員はよほど強く自分たちの地位が脅かされると感じているの?2016/02/13
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