内容説明
縦横無尽に全国の漁場を飛びまわってきた著者が語る、海と魚とのおいしいつき合い。水口流「魚まるごと料理」も収録しました。
目次
序章 魚をまるごと食べたい
第1章 おいしい魚を食べたい
第2章 魚の生ぐさくて人間くさい話
第3章 どうして魚はおいしいのか
第4章 水口流「魚まるごと料理」
第5章 風土を活かし魚を楽しむ
著者等紹介
水口憲哉[ミズグチケンヤ]
1941年中国・大連生まれ。東京海洋大学名誉教授。農学博士。人と魚と水の関係学専攻。1970年より、原子力発電所、火力発電所、ダム建設、ゴルフ場など開発に揺れる全国各地の漁村を行脚し、漁民たちの研究会に数多く参加。地元夷隅東部漁協の組合員となり、最近は外房の漁業の調査を行っている。なお、自宅に資源維持研究所を開設し、漁業を取りまくいろいろな問題への相談に応じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
32
備忘録:先日原発などの開発に翻弄される漁師の生活を書いた本に感銘を受け、他の本を探していて出会った本です。1941年生まれの研究者が語る食の記憶や1906年出版の鯛百珍など、ワクワクするエピソード満載。鮎の食べ方を読みながらよだれが出てきました…。もちろん原発など環境問題や資源枯渇への鋭い視点(養殖と増殖)にもハッとさせられます。2023/10/06
ちゃか
0
まぁ、タイトル通り、魚の料理法だったり、魚そのものの紹介だったり、漁そのものの歴史や現在の情勢などが書かれている本。重複している箇所が散見されたのはちょっとアレでしたが。タイトル見て買ったなら後悔はしないんじゃないかと。2013/11/05