内容説明
本白書では、各国の動向をフォローするとともに、原油価格下落の影響、海外市場における日本品の競争力の変化、円高後の対日貿易動向、日本企業の海外生産・海外調達の拡大といった諸点に焦点を当てました。そして、これらの分析を通じ、日本が世界経済と貿易の均衡的拡大に向けて果たすべき役割について考察しました。
目次
第1部 世界貿易の流れと日本の貿易(85年の世界の貿易;85年の日本の貿易;86年の世界貿易を取り巻く環境と課題;転換を迫られる日本の産業・貿易構造)
第2部 主要国の経済貿易動向と日本との関係(北米―政策協調を迫られる米国;中南米―明暗分かれる中南米経済;アジア・オセアニア―原油・一次産品価格下落と円高の明暗;欧州―欧州経済は緩やかな成長を持続;中東・アフリカ―深まる経済苦境)