TOKYOストラディヴァリウス1800日戦記―総額210億円、幻の名器21挺が日本に集結した「奇跡の7日間」はいかにして実現したか

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TOKYOストラディヴァリウス1800日戦記―総額210億円、幻の名器21挺が日本に集結した「奇跡の7日間」はいかにして実現したか

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822289959
  • NDC分類 763.42
  • Cコード C0034

内容説明

ヴァイオリンをこよなく愛する日本人が、たった一人で始めた「東京ストラディヴァリウス・フェスティバル」計画。誰もが「無理だ」と諌めたが、男は諦めない。名匠ストラディヴァリが残した傑作ヴァイオリン、幻のヴィオラ、唯一のギター、希少なチェロを追って、イタリア、イギリス、スイス、日本を東奔西走。再三の門前払いにもめげず、アポなし突撃、張り込み、パーティー潜入で道を探る。会場探し、スポンサー開拓も難航を極めるが、それにも怯まずに全力で駆け回る綱渡りの日々。「できるまで、やる」。その信念が、やがて人々の心を動かしていく。

目次

ヴァイオリン屋の息子
なぜストラディヴァリウスか
作戦開始
幻のヴィオラ
会場決定
点と点
スポンサーを探せ
初公開ラッシュ
前代未聞たちのパレード
コンセプトを詰め切れ
カウントダウン
展覧会開幕
走り切れ
終わりと始まり
共鳴する未来

著者等紹介

中澤創太[ナカザワソウタ]
日本ヴァイオリン代表取締役社長。1985年、東京生まれ。父はヴァイオリン修復家、母はヴァイオリニストという音楽家系に生まれ、幼少より国際的に活躍する音楽家と触れ合いながら育つ。15歳で渡英。インターナショナルスクールに通いながら、オークション大手サザビーズや、世界的なイギリスの鑑定家Peter Biddulphのもとに出入りし、十代から数多くの名器に触れる。上智大学外国語学部を卒業後、電通へ入社。営業を経て、メディアプランナーとして数々の音楽・文化プロジェクトに関わる。2014年、株式会社日本ヴァイオリン代表取締役社長に就任。2015年にはクレモナ市ヴァイオリン博物館研究・調査センターにてヴァイオリンの名器、ガルネリ・デルジェスの研究に参加。ディーリングも含め、今まで手にしたストラディヴァリウスは70挺を超える。2018年、21挺のストラディヴァリウスがアジア史上初めて集結する「東京ストラディヴァリウス フェスティバル2018」の実行委員長及び代表キュレーターを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まろまろ

13
何重にも立ちはだかる壁の前からのスタートだった。そして実現した「東京ストラディヴァリウスフェスティバル」、柔らかな音色が聴こえてくるような気がした。 ストラディヴァリウス、なんて夢のある楽器なのだろう。いろんな人の手を渡り歩いてその人生を彩り、たくさんの聴衆の心をなぐさめてきた。作者の肖像画からは温かな人柄がにじむ。これから更に100年200年たって音色にどんな深みが加わるのか、とても気になる。そんな宝の価値を広めようと奔走する中澤さんには頭が下がる。熱い想いはうらぎらないことを知った。2022/07/28

しばこ

13
名前も知ってはいるし、演奏されているのをたまにTVで見たりするけど、その物凄いフェスティバルが行われていたことをこの本で知った。とてつもない情熱と信念十諦めないしつこさ(失礼)とで、不可能とも思えたイベントを成功させた自身による奮闘記。読む某国営放送のプロフェッショナルといった感じだった。知らずに行けなかったことが悔やまれる。2020/09/30

スプリント

7
見に行けなくて悔しい思いをしたイベントでした。著者のあたってくだけろ、何度でも情熱の続く限りの精神は見習いたいですね。2020/10/05

Susumu Kobayashi

5
日本ヴァイオリンの若き代表取締役社長である著者が、クラシック音楽業界の将来を心配し(クラシック音楽好きは1%以下の絶滅危惧種!)、始めた企画がアントニオ・ストラディヴァリの製作したストラディヴァリウスを集めて展示するというものだった。最終的に18挺のヴァイオリン、各1挺のヴィオラ、チェロ、ギターを集めることに成功する。そこに至るまでの過程と、展覧会が始まってからのことが述べられている。そんな展覧会があったことをそもそも知らず、残念なことをした。2020/12/24

mayumi

3
地方在住としては、このイベントに行った人がうらましい。 今時はYouTubeがあるじゃないかという人が大半かもしれないが、直接見る、聴くなどの生の体験で得られる感動はまったく違う。 巻末の楽器のストーリーは名前しか知らなかった歴史がわかって、面白かった。いつかこのフェスティバルに出展された楽器の生音が聴けることを楽しみにしている。 2020/09/06

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