内容説明
地域×金融⇒オープンイノベーションを成立させるための条件を徹底検証。「待ったなし」のディスラプションをチャンスに変えるヒントが満載!
目次
まえがき 高まる地銀の次世代ビジネスモデルの必要性
第1部 なぜ次世代ビジネスモデルへの変化が求められているのか(10年後も既存のビジネスモデルが持続しているか;10年後の競争力は何で担保されるのか;自己変革できるか;期待される機能を果たしているか)
第2部 銀行編(アンバンドルの波に耐えられるか)(テクノロジーの進化が銀行を変える;規制の変化が銀行(金融)を変える
ボリューム顧客層の変化が銀行を変える
社会の意識の変化が銀行を変える
情報の流れが銀行を変える
ビジネスモデルの単純化が銀行を変える)
第3部 地域編(地域の「将来の姿」に寄り添えるか)(地域の「将来の姿」に寄り添えるか;人口が質・量とも変わる地域経済;相続が進めば地域経済・社会が変わる;人で不足による事業廃業が進むと地域経済はどう変わるか;「社会的問題」の増加で資金の流れが変わる)
第4部 求められる「地域×銀行」のビジネスモデル(オープン化を続ける銀行業の次世代ビジネスモデルへの対応;胎動する地銀の次世代銀行ビジネスモデル;地銀の次世代ビジネスモデルの基本構想;銀行の次世代ビジネスモデルは花開くか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
68
やはり一人の方が書くのと異なってこのように総研会社の方々が分担を決めて書かれた本の方がよく調べておられると感じます。内容的にはよく分析されていて、今後の地方銀行のあるべき方向性がよくわかります。銀行ができる業務も徐々に拡大されつつあり、しかもIT技術などの進展もあってかなり面白い姿が描かれていると感じます。ただ今後は、ゼロゼロ融資や金利の動向によってはかなり厳しくなる局面も予想されるのではないかと思います。2023/02/17
Kooya
2
地銀が抱える課題を整理し、解決策やその方向性を提示した本。まるで投資家の目線で書かれているような印象を抱いた。正直注目すべきだと感じた部分は少ないが、「地域密着型情報銀行」という考えはデータに対する行員の能力向上と顧客によるプライバシーへの警戒の緩和を両立させることができれば、企業の様々な情報を大量に保有するという銀行の強みを生かせる点で興味深いと感じた。2023/02/13
ショーン
1
インターネットバンキングが進み窓口業務が減少し、地方での高齢化、マネーの域外流出が続くなか、地方銀行が生き残るためにはどうしたらよいのか?地域を活性化させマネーが循環するには時間がかかる。誰かと組むのか、情報活用なのかITの活用なのか?これは地銀だけの問題ではない。2021/05/27
Go Extreme
1
5つの揺らぎ:ビジネスモデル・法制度・顧客基盤・地域の情報の優位性・金融仲介機能 戦略より企業文化が勝る 地銀中計:目指す姿不在 バックキャスティングが機能せず 存在価値が強調されすぎ 顧客の付加価値との関係不明確 戦略と成果のつながりが曖昧 進捗の評価が曖昧 PとCが機能せず 人材・組織が効果的に動かず テクノロジー→上下分離のアンバンドル⇒リバンドル 4つのイノベーション:プロセス・プロダクト・インフラ・ソーシャル FinTech・ノンテック世代 金融版CASE 抜本的な効率性の向上 人のつなぐ力2020/07/11
mmm
0
まあ大和じゃこんなもんか。2020/07/16
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- 和書
- もの食う話 文春文庫