The DevOps逆転だ!―究極の継続的デリバリー

電子版価格
¥2,420
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

The DevOps逆転だ!―究極の継続的デリバリー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 395p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822285357
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C3055

出版社内容情報

数々の危機を乗り越え、開発と運用が一体となったチーム体制「DevOps」が生まれていく痛快IT物語。

■デスマーチ・プロジェクトを一転、成功へと導けるか。
数々の危機を乗り越え、開発と運用が一体となったチーム体制「DevOps」が生まれていく痛快IT物語。

3000 人規模の自動車部品製造販売会社パーツ・アンリミテッドで、ミッドレンジシステム
運用部長を務めるビル・パーマー。彼はある日突然、CEO のスティーブ・マスターズから
IT 運用担当VP(バイスプレジデント)に任命された。

社運を賭けた、店頭小売とネット通販を統合する新システム「フェニックス」を3カ月以内に
リリースせよ。さもないと、IT部門はアウトソーシングする、と告げられる。

とんだ就任に不安を覚えるビルの前に、取締役候補のエリック・リードが現れ、プロジェクト
の成功に欠かせない「4つの仕事」と「3つの道」を見つけるように言い渡される。

ビルは仲間とともに数々の危機を乗り越えるなかで、開発(Development)と運用(Operation)が
一体となってシステムを開発していく「DevOps」に目覚めていく。

―― DevOpsの第一人者による、DevOpsの本質を
物語の展開とともにわかりやすく解説した1冊。

目次
即日発表
第1 部 VP就任の大波
第2 章 初仕事
第3 章 原因究明のために
第4 章 サラとの遭遇
第5 章 立ちはだかる内部監査
第6 章 インデックスカード
第7 章 エリックに連れられて工場へ
第8 章 大きな壁と大きな前進

第2 部 IT運用の仕事
第9 章 3 つの仕事
第10 章 ブレント導師
第11 章 根深いボトルネック
第12 章 飛ばないフェニックス
第13 章 後始末
第14 章 どん底での和解
第15 章 第4 の仕事
第16 章 決裂


第3 部 プロジェクトマネジメント
第17 章 至福の時
第18 章 仕切り直し
第19 章 それぞれの秘密
第20 章 ワークセンター
第21 章 意外な解決法
第22 章 かんばんボード
第23 章 稼働率
第24 章 人のために役に立つ

第4 部 ビジネスとIT
第25 章 ビジネスを知る
第26 章 IT への不満
第27 章 サルでもわかる基本
第28 章 ブラックマーケット
第29 章 シングルピースフロー

第5 部 究極の組織
第30 章 バッチサイズ
第31 章 共通ビルド手続き
第32 章 抵抗勢力との攻防
第33 章 クラウドに救い
第34 章 さよならアウトソーシング
第35 章 旅立ち
謝辞
監修者あとがき
訳者あとがき

内容説明

3カ月でリリース!?さもなければ部門が消える!“デスマーチ”プロジェクトを一転、成功へと導けるか。数々の危機を乗り越え、開発と運用が一体となったチーム体制「DevOps」が生まれていく痛快IT物語。

目次

第1部 VP就任の大波(突然の呼び出し;初仕事 ほか)
第2部 IT運用の仕事(3つの仕事;ブレント導師 ほか)
第3部 プロジェクトマネジメント(至福の時;仕切り直し ほか)
第4部 ビジネスとIT(ビジネスを知る;ITへの不満 ほか)
第5部 究極の組織(バッチサイズ;共通ビルド手続き ほか)

著者等紹介

キム,ジーン[キム,ジーン] [Kim,Gene]
トリップワイヤの創設者で1998年より13年にわたってCTO(最高技術責任者)を務めた

ベア,ケビン[ベア,ケビン] [Behr,Kevin]
ITプロセス協会(ITPI)の創設者で、アセンブレージ・ポイントのCSO(最高科学責任者)、役員顧問を務めている

スパッフォード,ジョージ[スパッフォード,ジョージ] [Spafford,George]
ガートナーの調査部長で、ベストプラクティスリファレンスを活用したIT運用の手順改善に取り組んでいる。講演者として多くの仕事をしており、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国で企業戦略、IT管理、情報セキュリティ、サービス改善全般についてのコンサルティング、教育に携わっている

榊原彰[サカキバラアキラ]
1986年日本アイ・ビー・エム株式会社入社。SEとして多数のシステム開発プロジェクトに参画。専門はアーキテクチャ設計技術。2006年から同社東京基礎研究所にてサービス・ソフトウェア・エンジニアリングの研究に従事した後、グローバル・ビジネス・サービス事業CTOを経て、現在同社スマーター・シティ事業CTO。IBMディスティングイッシュト・エンジニア

長尾高弘[ナガオタカヒロ]
1960年千葉県生まれ。東京大学教育学部卒、(株)ロングテール社長、翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

71
とある自動車部品メーカーの、IT運用部門の物語。前半はイケてない運用や、開発/セキュリティ部門等とのいざこざで、これでもかこれでもかと問題が噴出。給料未払い、新サービスのデプロイ失敗、顧客のカード情報流出、監査でのダメ出しなど。急に運用部門VPになった主人公は、製造管理のグルから教えを受けつつ、リーン生産方式をシステム運用に適用し、思考錯誤しながらも山積みの問題を解決していく。ポストイットとホワイトボード、自作のツール類でなんとかやりくりしているので、DevOpsの原理原則を理解するのに良かった。2017/01/04

Thinking_sketch_book

24
★★★★★ 開発手法、開発工程の改善を説明する本はあっても、理論的でイメージしづらいところがあるが、小説形式なので入りやすいし、意図が伝わりやすい。またソフトウェアの開発手法、工程だけでなく、ビジネスとITの関係、工場との関係、人間関係などから連想することが多く、示唆に富む本だった。最後、訳者にあとがきを依頼するところからも理屈だけでなく実際に全員で仕事をする姿勢がうかがえる。2017/02/06

izw

15
MSのDevOpsエバンジェリストの講演で、マネージャ向けの推薦図書として紹介された本。突然IT責任者に指名され、社運をかけたシステムの完成を任された主人公が、突然システムの大障害に遭遇し、社内の課題をひとつひとつ解決していくところから始まる。ストーリー仕立ては「ザ・ゴール」に倣っているが、ITにも工場のプロセス改善手法が適用でき、最終的にDevOpsという理想形に至る道筋を見つけているところが斬新。マーケがリリース日を決め、開発期間が延び、インフラ、運用区に皺寄せに行くという構図はリアルすぎて笑える。2015/12/04

牧神の午後

6
あぁ不勉強だった。DevOpsは雑誌レベルで見たときに、いやいや、そんなの前から言われている話ですやん?と見切ったつもりになって、シカトしてたわけですよ。激しく後悔。TOC(制約条件理論)から派生していたとは!。ビジネス小説としてザ・ゴール同様、できすぎクンなところはありますが、ITとビジネスの一体不可分を美しく描いた名作、だと思います。とくに最初のITプロジェクトの多さだとか基盤のキーパーソンへの負荷集中の描写なんて、過去のお客様を彷彿とさせられて、まったく他人事tおもえなかったり(笑)2017/11/17

monotony

5
一言で言えば「ザ・ゴール」のIT版。物語の構図はほとんど一緒。開発と運用が一体化するDevOpsの概念がストーリー仕立てで読める本です。主人公はIT運用の責任者を任せられたビル。自分には大規模なIT運用の実務経験はないけれど生産技術で量産ラインを相手にしていた頃の記憶が一気によみがえり、噴出するトラブルを現場の工夫と開発陣の協力で抑えようとする姿は彼の奮闘と重なる部分が多かったです。現場改善の本質はメーカーもITもそう大きくは変わらないということだと思います。2017/03/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8211776
  • ご注意事項