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出版社内容情報
日本が再び世界一のものづくり国になるためのヒントが満載。現場の管理者や実務者向けマネジメントの考え方の神髄がここに。
今日の仕事に使える。明日からの仕事が変わる。
レジェンドが説く、ものづくりの原理原則
チーム310――。こう名付けられた本書の著者6人は、VE(バリュー・エンジニアリング)界では誰もが知る伝説のエンジニアたちだ。発起人である佐藤嘉彦氏は、いすゞ自動車に在籍して原価技術推進部長や技監などを歴任し、1990年代前半には倒産しかけた同社をVEのアプローチによって見事に再建させた。本書では、そんな佐藤氏を含めたメンバー6人が、今の日本のものづくりを、今のマネジメントの考え方を、そして今の管理技術の在り方を徹底的に議論し、あえて「間違い」という逆説的な視点から、今の日本の製造業に活力を与えようと試みた。とりわけVEに関しては、経験を軽んじる現行の資格制度に一石を投じながら、経験豊富なレジェンドならではの実践的な視点が随所に光る内容となっている。
佐藤氏はスキーの指導員でもあり、「管理技術はスポーツと同じ」と、よく口にする。例えば、スポーツ界のレジェンド、葛西紀明氏が競技するスキーのジャンプでは、選手は滑走姿勢や空中姿勢を保つ筋力、着地の衝撃に耐える脚力といった基礎体力を備えた上で、加速力を増す姿勢、踏み切りのタイミングや角度、雪質に合わせたワックスのチューニングといった技術を磨く。しかしどんなに技術を身に付けたとしても、肝心要の基礎体力がなければ決してメダルには手が届かない。ものづくりにおける、VEをはじめとした管理技術は、まさに基礎体力そのもの。ものづくりのレジェンドたちの目には、その基礎体力が落ちてきているのではないかと映っているのだ。
チーム310の思いはただ一つ。それは、日本のものづくりが世界で再び輝きを取り戻すこと。本書には、そのためのヒントが満載されている。
【序 章】管理技術総論
管理技術を軽視する間違い
管理技術未経験者が語る間違い
管理者としての適性の間違い
【第1章】原価管理・原価企画
原価管理をどんぶり計算する間違い
原価企画を目標設定とする間違い
フェーズ管理はセレモニーの間違い
テーマから内外製検討を外す間違い
機能向上型製品の開発手順の間違い
【第2章】VE(Value Engineering)
原価低減をVEと呼ぶ間違い
VEが易しいと思う間違い
有資格者をVEの達人と思う間違い
設計段階を1st Lookと呼ぶ間違い
ありきたりのプロセスに拘る間違い
情報収集:使用者の声に頼る間違い
機能定義:定義を疎かにする間違い
機能整理:FASTを使わない間違い
アイデア発想:手法を選ばない間違い
短時間VEを活用しない間違い
VEが不具合につながるとする間違い
【第3章】Tear Down
分解展示をTear Downと呼ぶ間違い
Tear Downをモノマネと思う間違い
提案件数が多ければよいと思う間違い
TD室を資料置き場にする間違い
【第4章】部品数マネジメントとMD(Modular Design)
部品数管理を疎かにする間違い
商品数減で売り上げ減と思う間違い
新規部品数管理を実践しない間違い
M/C時に部品を全て新しくする間違い
MDを共通化と思い込む間違い
標準化したらM/C不要とする間違い
内容説明
「間違い」から逆説視点で理解する、ものづくりの原理原則。
目次
序章 管理技術総論(管理技術を軽視する間違い;管理技術未経験者が語る間違い ほか)
1章 原価管理・原価企画(原価管理をどんぶり計算する間違い;原価企画を目標設定とする間違い ほか)
2章 VE(Value Engineering)(原価低減をVEと呼ぶ間違い;VEが易しいと思う間違い ほか)
3章 Tear Down(分解展示をTear Downと呼ぶ間違い;Tear Downをモノマネと思う間違い ほか)
4章 部品数マネジメントとMD(Modular Design)(部品数管理を疎かにする間違い;商品数減で売り上げ減と思う間違い ほか)
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