出版社内容情報
現代を代表する建築家の変遷をたどるシリーズ書籍の第8弾。大江匡氏が率いるプランテックグループの30年間を検証する。
大江匡、30年の変遷
「作品」から「ソリューション」へ
なぜ設計の枠を超え、拡大するのか?
なぜ和から転じたのか?
惠庵[1985]
木村美術館[1989]
村上開新堂[1990]
山口蓬春記念館[1991]
白想居[1991]
大樋ギャラリー[1992]
ファンハウス[1993]
NACOM[1994]
細見美術館[1997]
SANKYO新東京本社ビル[1998]
ソフトピアジャパン・ドリーム・コア[2000]
Akebono Crystal Wing[2001]
玉川高島屋S・C新南館[2003]
愛知万博三井・東芝館[2004]
Sony City[2006]
日産テクニカルセンター再構築[2006]
日産エンジニアリングセンター増築[2008]
上海環球金融中心・展望施設[2008]
柏高島屋ステーションモール新館[2008]
ファーストキャビン御堂筋難波[2009]
南海ターミナルビル改修[2010]
御用蔵[2010]
武田薬品工業湘南研究所[2011]
赤坂ビジネスプレイス[2011]
Ai-Village[2012]
スタンレー電気本社ビル[2012]
建築界を揺さぶる「大江語録」
● 建築の本質は建築の中にはない。
● 「作品」や「デザイン」という言葉は建築に似つかわしくない。
● デザインの力が失われることは永遠にない。
● 「プランテック」というブランドをつくりたかった。
● 賞をもらうために頑張る気はさらさらない。
● 2000人まで組織を大きくしても大丈夫だと確信した。
● 品質管理を突き詰めていくと、職人を社員にすることも必要だ。
本書のための特別対談「この人と語る建築の未来」
■ 01 大江匡×内藤廣[建築家]×馬場璋造[建築評論家]
■ 02 大江匡×御立尚資[ボストン・コンサルティング・グループ日本代表]
■ 03 大江匡×佐治信忠[サントリーホールディングス会長]
CAHPTER 1 建築家・大江匡ができるまで[1954-1989年]
READING 01 大阪の少年時代から独立まで
INTERVIEW 01 「表面的な和風ではなく"型"から出発する」
PROJECT 01 木村美術館[1989年]
CAHPTER 2 出発点としての"和"[1990-1997年]
PROJECT 02 村上開新堂[1990年]
PROJECT 03 山口蓮春記念館[1991年]
PROJECT 04 白想居[1991年]
READING 02 キーワードで読み解く大江匡氏の「和」
PROJECT 05 大樋ギャラリー[十代大樋長左衛門ギャラリー][1992年]
PROJECT 06 ファンハウス[1993年]
INTERVIEW 02 「老舗の主人が求めてくるのは伝統を守ることではない」
PROJECT 07 細見美術館[1997年]
CAHPTER 3 聖域からの脱却[1994-2003年]
INTERVIEW 03 「ITが入ってきた瞬間、2000人規模も可能と確信した」
PROJECT 08 NACOM[矢崎アトランタ工場][1994年]
PROJECT 09 SANKYO新東京本社ビル[1998年]
PROJECT 10 ソフトピアジャパン・ドリーム・コア[2000年]
INTERVIEW 04 「建築の枠の外に出れば"建築の本質"が見えてくる」
PROJECT 11 Akebono Crystal Wing[2001年]
PROJECT 12 玉川高島屋S・C新南館[2003年]
DIALOGUE 特別対談 この人と語る建築の未来
GUEST 01 馬場璋造[建築評論家]、内藤廣[内藤廣建築設計事務所 代表、東京大学名誉教授]
「巨大な不動産はクリエイティブでなければつくれない」
GUEST 02 御立尚資[ボストン・コンサルティング・グループ日本代表]
「成熟社会がもたらす建築の変貌、5つの予言」
GUEST 03 佐治信忠[サントリーホールデイングス会長]
「グローバルの時代こそ一つになる場が必要」
CAHPTER 4 ソフトが建築をつくる[2004-2008年]
PROJECT 13 愛知万博三井・東芝館[2004年]
PROJECT 14 Sony City[2006年]
PROJECT 15 日産テクニカルセンター再構築[日産テクニカルセンター赤坂門受付新棟、日産デザインセンター[2006年]
INTERVIEW 05 「「これだな」とうなずかせた条件破りの低層案」---中村史郎氏との対談
PROJECT 16 日産エンジニアリングセンター増築[2008年]
PROJECT 17 上海環球金融中心・展望施設[2008年]
READING 03 組織研究・プランテック2008
PROJECT 18 拍高島屋ステーションモール新館[2008年]
CAHPTER 5 関係性がもたらす新たな型[2008-2014年]
PROJECT 19 ファーストキッチン御堂筋難波[2009年]
PROJECT 20 南海ターミナルピル改修[2010年]
PROJECT 21 御用蔵[2010年]
PROJECT 22 武田薬品工業湘南研究所[2011年]
PROJECT 23 赤坂ビジネスプレイス[2011年]
PROJECT 24 Ai-Village[2012年]
PROJECT 25 スタンレー電気本社ピル[2012年]
CAHPTER 6 次世代リーダーが描く未来[2015年以降]
READING 04 組織研究・プランテック2015
READING 05 実例検証・「シナジー」の生み出し方
INTERVIEW 06 「2025年のプランテックを展望する」---グループリーダー座談会
内容説明
建築家・大江匡、30年の変遷。
目次
1 建築家・大江匡ができるまで(1954‐1989年)
2 出発点としての“和”(1990‐1997年)
3 聖域からの脱却(1994‐2003年)
特別対談 この人と語る建築の未来
4 ソフトが建築をつくる(2004‐2008年)
5 関係性がもたらす新たな型(2008‐2014年)
6 次世代リーダーが描く未来(2015年以降)