内容説明
201X年までに営業利益2倍―。その目標に「高速」を超えた「爆速」で挑む。社長打診は突然だった。一瞬ひるんだ宮坂だったが、巨大組織の舵取りの決意を決めた。高収益だがつまらない会社―。そんなヤフーを変えた若き経営陣の改革の軌跡。
目次
第1章 革命前夜―ヤフーが一番つまらない!
第2章 電撃指名―53番目の社員に託された命運
第3章 改革始動―まず、登る山を決める
第4章 前例破壊―異種業タッグが既成概念を壊す
第5章 爆速誕生―“言霊”が組織を動かす
第6章 再活性化―見られるからこそ社員は輝く
第7章 試行錯誤―「!」を生み続ける組織へ
著者等紹介
蛯谷敏[エビタニサトシ]
日経ビジネスDigital編集長。2000年慶應義塾大学総合政策学部卒業、日経BP社入社。入社後は通信業界誌「日経コミュニケーション」の記者として通信業界を担当し、2006年から「日経ビジネス」に所属。2012年9月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メガネ
8
正月休みでダラけた経営脳に刺激を与えるために読んだ一冊。ヤフーの現社長・宮坂氏が社長に就任後、どのようにヤフーを変えていったのか興味深く読むことができました。カリスマ性の強い前社長・井上氏が作り上げたヤフーと宮坂氏が作るヤフーの違い。新生ヤフーが出来上がるまでの改革プロセス。そのプロセスを支えた12人の経営陣。大企業病に陥り、利用者離れが進んだヤフーですが、宮坂氏が社長に就任後の現在は非常に大きな存在感を放っています。これを読むと経営ってオモシロイものなんだなって感じます。中小企業の経営者にもオススメです2017/01/05
スプリント
5
Webサイトのポータルからサービスのポータルへと変貌していくYahoo!JAPANを牽引する若き経営陣について書かれています。本家Yahoo!は収益の低迷が続いていますが日本はどうなるでしょうか。2015/12/26
pinevillageKNG
4
率直に言って「ヤフーで働きたい」と思った。思いを変えられる貴重な本に出会った事にまず感謝。 大なり小なり自分のビジネスに還元できる部分も多かったし、単純に読み物として読んでもかなり面白い部類に入るのではないか。新経営陣の想いを知って、すごくワクワクドキドキした。特に第6章の再活性化で、本間氏の語る「『生きていて良かった』とか『本当に楽しい』と心の底から言えるような仕事ができる場を提供する事、それが会社の価値」という言葉に非常に感銘を受けました。 組織運営をしている人には是非とも読んで欲しい良書。2020/05/07
A
4
フォロワーシップ理論 カリスマ性なくとも、メンバーひとりひとりが当事者意識を持ち自律的に動くようにすれば、強いチームは作れる2018/12/15
わらびん
3
数字上、何の問題もないと思うヤフーが、危機感から経営層の刷新を図った。サイトも変化しているし、そういえば最近テレビCMも見るようになったし何かが変わってきたと感じる。この著を読んでこういったことがあったんだというのがわかった。ある程度うまく進んでいる今読んでみると新社長の考えは理解できるが、当時本人が決断するのはどれだけのプレッシャーがあったのかと思うと頭がさがる。会社のソフトな面ハードな面、両方で考えさせられる内容であった。2014/04/07