目次
1時間目 「らしさ」の競争力 数字の羅列には「意味」がある(発想は大胆に、実行は慎重に;経営者はお金の使い方を考えよ)
2時間目 戦略シーケンス 勝つための「順序」を考えよ(矛盾を乗り越えることが経営;健康体でなければ手術はできない)
3時間目 マーケティングの要諦 顧客は驚きたがっている(消費者の期待をいい意味で裏切る;0.2%の「あがき」が組織の「筋肉」になる)
4時間目 組織とリーダー 情熱には冷静を、冷静には情熱を(堂々と赤いネクタイを締める;組織は常に変化しないと陳腐化する)
著者等紹介
原田泳幸[ハラダエイコウ]
1948年長崎県生まれ。東海大学工学部を卒業後、アップルコンピュータ日本法人などを経て2004年に日本マクドナルドホールディングスに転じる。現在、社長・会長・CEO(最高経営責任者)を兼ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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芸術家くーまん843
5
『成功を決める「順序」の経営』原田泳幸・著 日経BP社日経ビジネスの大人気連載「経営教室」の書籍化第一弾。トップバッターは、日本マクドナルドホールディングスCEO、原田泳幸さんです。タイトルは、『成功を決める「順序」の経営』となっていますが、一見わかりにくい<「順序」の経営>とは一体何なのか?これはじつは、一時流行った「戦略ストーリー」を重視しろということなんです。著者は、この「順序」に関して、こんなことを述べています。<「QSCの向上」→「100円メニュー」→「値上げ」。このシーケンスには必然があった、2013/06/09
RYU
1
マック(アップル)からマック(マクドナルド)に転じた原田CEOの経営論。戦略の順序(時間軸とストーリー)が大事と説く。順序とは、①外食産業の基本であるQSC(Quality, Service, Cleanliness)の向上、②100円マックで客数増、③えびフィレオの投入、④値上げ、⑤メガマックの投入、⑥24時間営業の本格展開、⑦地域別価格制の導入。2014/01/15
森田裕之
1
日本マクドナルドの社長、原田泳幸さんが自身の経営戦略について語った本。薄くてすぐ読める内容だが、中身は非常に濃く、原田さんがいかに戦略の「シーケンス(順序)」を重視しているかが分かる。同じ低価格路線でもこのシーケンスがあるかないかで意味が全く異なる。「らしさ」から逸脱してはいけない、客数と客単価という相反する要素を戦略の順序でいかに両方上げていくか、リサーチデータで経営戦略を立てるな、など、非常に参考になる部分がたくさんあった。2013/06/16
天切り松
1
客数、客単価、コスト。品質と価値は財務諸表に出てこない。易しくシンプルに深いことを伝えられるのがリーダーの資質。2013/06/11
Shohei Katayama
0
情熱には冷静を 冷静には情熱を 経営は順序 例:QSC向上→100円マック(客数増加)→エビフィレオ・クォーターパウンダー(高価格帯商品の投入) = 既存店の売り上げ高増2015/01/25