「なぜ」で始める要件定義

電子版価格
¥1,760
  • 電子版あり

「なぜ」で始める要件定義

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 151p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822271855
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C3055

出版社内容情報

システム開発プロジェクトの終盤で要件の追加や変更が頻発した、あるいは開発したシステムが十分に使われない。要件定義が失敗すると、しばしばこんな事態に陥ります。

 要件定義が失敗する大きな原因の一つは、ユーザーの要望をそのままシステム要件にすることです。ユーザーの要望は個人の意見にすぎず、それを基にすると、有効な要件の抜け漏れが生じたり、不要な要件が抽出されたりします。

 要望の中から不要なものを排除し、抜け漏れが生じている有効な要件を充足するには、「目的思考」と「デザイン思考」による要望分析が欠かせません。本書では、目的思考とデザイン思考を軸として、要件定義の考え方や進め方、必要なスキルを基礎から解説します。さらに演習問題を盛り込み、実践力を身に付けられるようにしました。

 要件定義の経験が少ない方から実践力を磨きたい方まで、「SEの参考書」として必読の一冊です。

●第1章 要件定義がうまくいかない理由
要望をそのまま受け入れると失敗
必要なのは「なぜ」という分析

●第2章 思考技術を使った成功手順?@ ~システム化方針の策定~
最初のステップは方針決め
二つの思考技術で5項目を整理

●第3章 思考技術を使った成功手順?A ~解決すべき課題の決定~
的外れな要望をその場で判別
「目的思考」のヒアリング

●第4章 思考技術を使った成功手順?B ~解決策立案と要件決め~
新業務フローを作成
「デザイン思考」で要件漏れ防ぐ

●第5章 既存システム改善の要件定義
出てくる要望はシステム改善
二つの思考技術で精査する

●第6章 目的思考の基礎演習
「目的思考」で要望を正しく評価
食堂の来客数はどう増やす?

●第7章 デザイン思考の基礎演習
食堂の来客数を増やす解決策
「デザイン思考」で洗い出す

●第8章 目的思考の実践演習
監査室からのシステム改善要望
「目的思考」で妥当性を検証する

●第9章 デザイン思考の実践演習
要望より優れた施策を導く
五つの観点で漏れなく抽出

●第10章 要件定義に必要なスキル
業種・業務・システム知識や
コミュニケーションスキルも磨こう


――――――――――――――――――――――――
本書は、日経コンピュータ2015年7月23日号から2015年11月26日号に掲載した「『なぜ』で始める要件定義」の連載記事(全10回)を加筆・改編したものです。

内容説明

この要望は何のため?もっと良い手はない?目的思考とデザイン思考で要件定義を成功に導く。

目次

第1章 要件定義がうまくいかない理由
第2章 思考技術を使った成功手順1―システム化方針の策定
第3章 思考技術を使った成功手順2―解決すべき課題の決定
第4章 思考技術を使った成功手順3―解決策立案と要件決め
第5章 既存システム改善の要件定義
第6章 目的思考の基礎演習
第7章 デザイン思考の基礎演習
第8章 目的思考の実践演習
第9章 デザイン思考の実践演習
第10章 要件定義に必要なスキル

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nrk_baby

6
要件定義勉強中。2016/04/26

鰍メバル

2
この2つの思考方法はシステム開発に限らず、本当に価値ある対策(対策という名の要望)なのか、他に抜け(もっといい対策)は無いのかを考えるのに最適であることがわかった。2017/05/09

YUJIRO

1
担当者からの要望を単に実現するだけでなく、「なぜ」を繰り返し、その目的を意識することで、効果的で実際に使ってもらえるシステムを構築することができる。ついつい目の前の課題を単純に解決することに囚われてしまいがちなので、何度も読んで、今後気を付けていきたい。2019/02/08

kura

0
適当に買ったけど腑には落ちやすかったかな。ステップとか手順が細分化されすぎで若干理解しにくいのは難点かも。2017/01/08

susue

0
20002016/07/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10139184
  • ご注意事項

最近チェックした商品