出版社内容情報
『10年ぶり個人情報保護法改正へ
プライバシー論争を決着させる』
ベネッセ個人情報漏洩事件、Suica乗降履歴販売騒動、大阪駅ビル実証実験騒動、Tポイント規約変更騒動…。
SNSやIoTを含む最新の情報技術が生み出す膨大なデータ、いわゆるビッグデータの活用が本格化している。
それとともに、データに含まれるプライバシー情報の扱いをめぐり、国内で摩擦が絶えない。
そもそも、プライバシーとは何だろうか。なぜ我々は、「勝手に個人の情報を使われるのは、気持ち悪い」と
感じるのだろうか。2015年には個人情報保護法の改正案が国会に提出される見通しだが、
あるべき保護ルールについて国内の議論が熟したとはいいがたい。
本書は、データプライバシー問題を長年追い続けている日経コンピュータの記者が、同誌やITpro、
関連セミナーでの議論をベースに、大幅に加筆修正を加えて執筆したものだ。
プライバシー問題の論点や個人情報保護法改正のポイント、最新のデータ活用事例を分かりやすく紹介しながら、
データの活用と保護を両立する道を提言する。
【第1章】 なぜ「プライバシー」は保護されるのか
【第2章】 日本のプライバシー事件から保護ルールを読み解く
【第3章】 完全施行から10年ぶりの改正の個人情報保護法とは
【第4章】 「データ立国」になるには
内容説明
10年ぶり個人情報保護法改正へ。プライバシー論争を決着させる。
目次
第1章 なぜ「プライバシー」は保護されるのか(法改正に大きな影響を与えた二つの“事件”;プライバシーをめぐる日本の歴史;誰もボールを持たなかった日本)
第2章 日本のプライバシー事件から保護ルールを読み解く(ベネッセ個人情報漏洩事件と「氏名・住所データ」;Suica乗降履歴販売騒動と「移動履歴」;Tポイント規約変更騒動と「購買履歴」;大阪駅ビル実証実験騒動と「顔認証データ」;遺伝子検査サービス勃興と「遺伝情報」)
第3章 完全施行から10年ぶりの改正の個人情報保護法とは(変わる個人データ保護の世界潮流;「個人情報保護委員会」が誕生;規制緩和の目玉となる「匿名加工情報」;規制強化でルールを明確化)
第4章 「データ立国」になるには(「保護と活用のバランス」から「保護と活用の相互強化」へ;企業は法改正に向けて何を見直すべきか;プライバシー保護と企業競争、日本に残された課題)
感想・レビュー
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Humbaba
GASHOW
Танечка (たーにゃ)
もりけい
hisakodosu