内容説明
住友時代、日建設計工務を含む、主要100件の写真を収録。空からはこう見える!スカイツリーほか航空写真も満載。
目次
1 日建設計の今―5人の仕事から読み解く 2006年以降(山梨知彦「直感をチームで共有し、理性と技術でふるいに掛ける」;吉野繁「あえて本命を絞らず、他者の反応から“飛躍”を生む」;江副敏史「ディテールの質は施工図が左右する」 ほか)
2 日建設計って何?―草創期から現在までを複眼で見る(10分で分かる、日建設計の誕生まで;安藤忠雄氏が推す、住友時代の名作;主要プロジェクト年表 ほか)
3 挑戦の軌跡―10人の仕事から振り返る 1980年‐2005年(薬袋公明;林昌二;寺本敏則―新居浜市立別子銅山記念図書館 1992年 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S.J.
1
日建設計は巨大な組織系建築設計事務所である。長年にわたり数多くのランドマーク的な建築物の設計に携わってきたにも関わらず、世間一般的には知名度が低いことに驚きを感じる。スター建築家が自分の名前を冠したアトリエ系建築事務所をつくって派手に立ち回っているのに対して、あくまで会社としてチームで取り組んでいるためであろう。そのため所属する個々の建築家の名こそアトリエ系事務所のスター建築家ほど知られていないが、その実績は非常に優れている。そこで本書は日建設計の中の”個”に焦点をあつつ当事務所を紹介していた。2016/03/19
こでぃも
1
平面図などもあり 設計者の意図がわかる 会社についての生い立ち、裏話もあり2015/11/19
bb
1
スカイツリーを誰が建てたのか、知っている人がどれだけいるのだろうか。しかも同時に渋谷のヒカリエも手掛けていたとはね。さまざまな街の顔を形作るスゴイ人たちなのに今まで顔が見えてこなかった、そんな謎の集団が今回初めてまとまった形でクローズアップされた。有名建築家の本と比べて、思想面よりは実務的な側面が多いように感じる。さすが職人気質(?)2013/05/11
ぽをる
1
国内最大にして最強の組織設計事務所、日建設計へ様々なアプローチを試みた本書は、設計業界や建設業界だけではなく仕事に就くあらゆる人に読んで欲しい。2012/05/23