君、それはおもしろい はやくやりたまえ―日本で初めて心臓手術を行った外科医 榊原仟の言葉

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君、それはおもしろい はやくやりたまえ―日本で初めて心臓手術を行った外科医 榊原仟の言葉

  • 龍野 勝彦【著】
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  • 日経BP(2018/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822256272
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0034

出版社内容情報

日本医学界のスティーブ・ジョブスが今伝えること戦後、日本の医学界を牽引した医師、榊原仟の言葉を集約した一冊
榊原仟のすべてが明らかになる一冊。榊原の言葉とともに当時のエピソードを交えながら、人物像、医学界への貢献、業界における先見性、経営手腕などを解説。

榊原仟の生い立ちから心臓外科手術の一人者となるに至った過程、その人となりや思想を紹介する第一章、医師としての仕事に取り組む姿勢を当時のエピソードを交えながら描いた第二章、仕事を究め、プロフェッショナルとなるための心構えを説く第三章、後進を意欲的に育てていった榊原氏の言葉から人材育成の極意を学ぶ第四章、経営理念を徹底した病院経営の手腕から、組織・人材の考え方、経営課題と直面したときの対応方法までを明らかにする第五章、医学界の先を見据え、業界を牽引するためになにをすべきかを解説する第六章などで構成。





≪主な内容≫
第1章

榊原 仟とは 日本初に挑み続けた天才心臓外科医



第2章

医師として 患者さんに向き合う心構え



column 1 「死」のとらえ方 「人は死すべき時に死ぬのがよい」



第3章

プロとして 仕事を極める



第4章

教育者として 人を育てる極意



column 2 温かい人柄 接した人はみなファンになる



第5章

経営者として 組織をつくる



第6章

産業育成の視点 今後の時代を見据えて



column 家族への愛情 「生まれ変わっても今の家内と結婚したい」



君たち、もっともっとやりたまえ

森 清一氏(株式会社エムシー代表取締役社長) × 龍野 勝彦 (タツノ内科・循環器科院長)



はじめに



第1章

榊原 仟とは 日本初に挑み続けた天才心臓外科医



第2章

医師として 患者さんに向き合う心構え



・医師たる者の心得として

電話のそばに眠りなさい。鳴ったら一度で受話器をとりなさい。

・「医師」という仕事

医師は単に病気を治す職人ではない。患者さんの苦悩に寄り添い、

その精神的な負担をできるだけ少なくすることを求められる。

・仕事の喜び ? 医師として

「うれしくて、うれしくて、何はともあれ先生にご報告に来ました」

というのがその母親の来訪の意味だった。

・医師の宿命 ? 無力感を抱くとき

学校を出て医師となり、受け持った患者さんがはじめて死んだとき、

たいていの人は患者さんの家族よりも早く泣いてしまう

・医師にできること

医師は常に謙虚でなくてはならない。

病気をよくすることができたといっても、多くは完全に健康な状態にしたのとは違う

・仕事の使命

人の命をなんと心得るか。

病める人たちに奉仕すべきはずの看護婦が、職場を省みず赤旗なぞを振るとは何事か



column 1 「死」のとらえ方 「人は死すべき時に死ぬのがよい」



第3章

プロとして 仕事を極める



・基本を忘れない

ほかの医師の手術をよく見ていなさい。

そうすれば自分が手術するときには必ずできるものです。

・仕事を極める   進而不止(すすみ しこうして とまらず)

・前例のない道を進む

まねをしていては、いつまでたっても先へは出られない。

・最先端の開拓者になる

私たちは米国に対する遅れを取り戻すのに全力をあげたが、

私は単なる追従であってはならないと深く決意した。

・失敗を重ねる

あらゆる努力が一つも報いられず、苦心した研究は日の目を見ずに終わった。

しかし、この間、手を替え品を替え実験に取り組んだ結果は、

ずっと後になって、人工心肺の研究を独自に発展させる基礎となった。



第4章

教育者として 人を育てる極意



・能力を引き出す

君、それはおもしろい。はやくやりたまえ。

・逆境のとき

君の言っていることはもっともだ。

仕事も一生懸命やる気も湧いてこないだろう。

しかし君が全力を尽くして頑張る場所は、まさに今、君がいる病院である。

・話を聞く

わかりました。私もそのことを一晩考えてみましょう。

あなたもよく考えて、明日また話し合いましょう。

・人としての幅を広げる

医学を学ぶ若い諸君には、寝る前の30分間、毎日、医学以外の書籍を読むことを勧める。



column 2 温かい人柄 接した人はみなファンになる



第5章

経営者として 組織をつくる



・使命を浸透させる

この病院は、心臓病の救急患者さんは絶対断らない。

・チャンスを生かす

この病院はやがて日本中、世界中から注目され、たくさんの見学者が訪れるようになる。

・組織を育てる

今はタクシーに乗って「榊原病院へ」と言っても、運転手はそれがどこにあるか誰も知らない。

・人材を確保する

研修医に給与は出します。すぐそれを印刷して、全国の病院、大学に配りなさい。

・苦境を脱する

私がここに来たころは、一人か二人の患者さんが外来に来るだけだった。

・任務を全うさせる

病院内では他科のドクターとは絶対に喧嘩しないこと。



第6章

産業育成の視点 今後の時代を見据えて



・牽引力

日本の医師として私が世界へ先陣を切る。

その後を医療機器産業がついてきなさい。

・目先だけを見ない

外国製のものが100で、国産品が70だとしても、私は国産品で勝負する。

・チームをつくる

君、これから高度化する医療機器と医療スタッフとの間の通訳となれ。

・将来に投資する

過去の基礎研究が、今日の医学を支え、今日の基礎研究が、あすの医学を支える。

・教育制度をつくる

医師の偏在を防ぎ、若い医師の時間と経費の浪費の悲劇をなくすにはどうすればよいか。

・広くコラボレーションする

私たちは医、工、理、化学が協同して研究する場を計画している。

・国際競争力をつける

将来は病院全体をある国に発注するということになる可能性が大きい。

・ITを活用する

多くの事項を正確に覚えておいて、必要な時期に素早く取り出すには、コンピュータに頼るのがよい。

・変化と進化

わずか5年前の新発見は今や見向きもされないことも少なくない。



column 家族への愛情 「生まれ変わっても今の家内と結婚したい」



君たち、もっともっとやりたまえ

森 清一氏(株式会社エムシー代表取締役社長) × 龍野 勝彦 (タツノ内科・循環器科院長)


龍野 勝彦[タツノ カツヒコ]
著・文・その他

内容説明

戦後、世界に後塵を拝す日本の医学界を牽引した医師、榊原仟。その偉業と不屈の精神は没後40年経っても色あせず、医師のみならず、ビジネスパーソンへの指南に満ちている。“日本医学界のスティーブ・ジョブズ”が今、伝えること―。

目次

第1章 榊原仟とは―日本初に挑み続けた天才心臓外科医
第2章 医師として 患者さんに向き合う心構え
第3章 プロとして 仕事を極める
第4章 教育者として 人を育てる極意
第5章 経営者として 組織をつくる
第6章 産業育成の視点 今後の時代を見据えて
第7章 君たち、もっともっとやりたまえ―対談 森清一氏(株式会社エムシー代表取締役社長)×龍野勝彦(タツノ内科・循環器科院長)

著者等紹介

龍野勝彦[タツノカツヒコ]
タツノ内科・循環器科院長。榊原記念病院特命顧問。1942年生まれ。1967年3月千葉大学医学部卒業。同年4月、東京女子医科大学日本心臓血圧研究所外科医員。榊原仟氏の門下生となる。1976年12月医学博士(東京女子医科大学)。1977年8月、榊原氏に呼ばれて財団法人日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院の開設に参画し、開設と同時に外科部長となる。1990年6月、同病院副院長就任。以後、千葉県立鶴舞病院副院長、千葉県循環器病センターセンター長を経て、千葉県循環器病センター名誉センター長、榊原記念病院特命顧問に就任。2008年9月より、タツノ内科・循環器科院長就任。日本胸部外科学会名誉会員、日本心臓血管外科学会名誉会員、日本小児循環器学会特別会員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はやたろう

4
心臓外科医の榊原仟先生の功績とその言葉を、最後の愛弟子である著者が紹介したもの。榊原先生の心臓外科医としての名をこの本で初めて知ったのだが、その功績の偉大さに感心した。また、外科医としてだけではなくて、医学界の課題に対する行動力や経営手腕など、多岐にわたる。さらには、その人柄や後進に対する接し方など会ってみたくなった。その教えの血脈が心臓外科界にあるのは頼もしい。2022/04/24

おーうち

1
女子医大の天窓から手術室をのぞいたり、榊原記念で体外式の説明をいきなりやることになって早口で終わらせてしまったことを思い出す。あれは、何年前だったのだろう。心研っていうのがどっちの病院なのかよくわからない新人の頃だった。榊原仟先生の名前はよく耳にした。そのころすでに歴史上の方なのに今もここに生きていらっしゃるけどちょっと席をはずされているようにスタッフの方から名前が出ていた。きれいな思い出話ではあるけど、先生がたは真剣だったのだなという舞台裏を垣間見た気がする。2020/05/29

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