出版社内容情報
「これは日本人研究者によるノーベル賞級の発見だ!」
元グーグル日本法人社長 村上憲郎
実現は早くても21世紀後半と言われていた「量子コンピュータ」が
突然、商用マシンとして販売が開始された。
作ったのはカナダのメーカーだが、その原理を考え出したのは日本人研究者。
しかも、人工知能に応用でき、グーグルやアメリカ政府も開発競争に参戦、
NASAやロッキード・マーティンも活用を開始した。
どのようにして量子力学で計算するのか。
どのようにして人工知能、特に機械学習やディープラーニングに応用できるのか。
そして、どうすれば日本の研究が世界をリードできるか。
画期的な量子コンピュータの計算原理、「量子アニーリング」を発案した本人が語る。
量子コンピュータと人工知能の新時代が始まった
第1章 「1億倍速い」コンピュータ
第2章 量子アニーリングマシンの誕生
第3章 最適化問題の解き方と人工知能への応用
第4章 量子コンピュータがつくる未来
第5章 量子の不思議な世界を見る
第6章 日本が世界をリードする日はくるか
西森 秀稔[ニシモリヒデトシ]
東京工業大学理学院教授1954年高知生まれ。1977年、東京大学理学部物理学科を卒業。1981年、カーネギーメロン大学で博士研究員となる。1982年、東京大学大学院博士課程を修了し理学博士を取得、ラトガース大学博士研究員に着任。1990年、東京工業大学理学部物理学科の助教授に就任。1996年より現職。1990年に日本IBM科学賞、2006年に仁科記念賞を受賞。著書に『スピングラス理論と情報統計力学』(岩波書店)、『相転移・臨界現象の統計物理学』(培風館)、『物理数学II ―フーリエ解析とラプラス解析・偏微分方程式・特殊関数』(丸善出版)、『Statistical Physics of Spin Glasses and Information Processing: An Introduction』(Oxford University Press)、共著『Elements of Phase Transitions and Critical Phenomena』(Oxford University Press)など。
大関 真之[オオゼキマサユキ]
東北大学大学院情報科学研究科応用情報科学専攻准教授1982年東京生まれ。2008年、東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻博士課程早期修了。東京工業大学産学官連携研究員として量子アニーリングの研究に従事したのち、ローマ大学物理学科研究員、京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻助教を経て、2016年10月から現職。2012年に第6回日本物理学会若手奨励賞、2016年に平成28年度文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。著書に『機械学習入門 ボルツマン機械学習から深層学習まで』(オーム社)がある。
内容説明
機械学習・ディープラーニングに応用できる「量子アニーリング」マシンの原理を提唱した本人が語る!
目次
第1章 「1億倍速い」コンピュータ
第2章 量子アニーリングマシンの誕生
第3章 最適化問題の解き方と人工知能への応用
第4章 量子コンピュータがつくる未来
第5章 量子の不思議な世界を見る
第6章 日本が世界をリードする日はくるか
著者等紹介
西森秀稔[ニシモリヒデトシ]
東京工業大学理学院教授。1954年高知生まれ。1977年、東京大学理学部物理学科を卒業。1981年、カーネギーメロン大学で博士研究員となる。1982年、東京大学大学院博士課程修了し理学博士を取得、ラトガース大学博士研究員に着任。1990年、東京工業大学理学部物理学科の助教授に就任。1996年より現職。1990年に日本IBM科学賞、2006年に仁科記念賞を受賞
大関真之[オオゼキマサユキ]
東北大学大学院情報科学研究科応用情報科学専攻准教授。1982年東京生まれ。2008年、東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻博士課程早期修了。東京工業大学産学官連携研究員として量子アニーリングの研究に従事したのち、ローマ大学物理学科研究員、京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻助教を経て、2016年10月から現職。2012年に第6回日本物理学会若手奨励賞、2016年に平成28年度文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価