内容説明
森に跋扈する邪霊、田園に憩う愛すべき神々、家々を守護する精霊たち、魔術を駆使して闘う神人たちなど、苛酷な自然を生き抜いた北方人が彫塑した豊潤な神話世界。
目次
スラヴの神話
リトワニアの神話
ウグロ・フィンの神話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茅野
1
復習。ロシア語ちょっと齧ってから読むと、固有名詞の元ネタが何かわかって面白いかもしれない。2024/04/16
ふどう
0
ロシアの幻想的題材についての考察がレポートの主題であったので読んだ。 ロシアの神話について複数の著者による説明・考察が述べられている。 イラストや写真も盛り込まれており魅力的な著書であった。内容も平易なものにとどまっているので、入り口としては好ましいと思われる。 ここで述べられるスラヴ神話では、超自然的現象についての説明として神を用いるという点において日本の神道やギリシャ・ローマ等西欧の諸神話とも共通項が見出される。 シベリア神話についてはあまり書かれていなかった。2016/02/01
xin
0
類書が全然ないので貴重。2013/10/15
fuchsia
0
バーバ・ヤーガについて調べようかと思ったが、見事に欠落してました。しかしながら、ロシアの異教時代の文献はあまりないので入門編としては良いかと。リトアニアとフィンランドの神話体系はまさにアニミズムと祖先崇拝でなんかシベリアの民俗のようです。日本の民俗にも通じるものがあるかもしれない。ラップ人のシャーマン?とか貴重な図版もあり(1983年版)2013/01/17
宵子
0
ロシアの神話とあるが、実際にロシアの神話は現存していないため、民話や聖書外典などに登場する神話要素を紹介している。 ちなみに挿絵は19世紀から20世紀初頭に活躍したルボーク風要素もある画家、イワン・ビリービンのものが主である。
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- 和書
- 英知(ニャーナヴァヒニ)