出版社内容情報
企業の情報システム担当者(責任者)、経営者向けのIT活用の最新実務書。「デジタル時代」に欠かせないIT戦略、マネジメント手法などを見開き2ページの図解で実践的かつ体系的に解説しています。2000年版、2005年版、2009年版、2012年版に続くシリーズ5冊目で、デジタル化への対応を中心に内容を大幅に刷新しました。IT実務の担当者がデスクに常備しておきたい1冊です。
第1部 デジタル時代の競争力強化
第2部 デジタル時代のITマネジメント
第3部 デジタル時代のITケイパビリティ
第4部 デジタル時代のITリスク管理
野村総合研究所システムコンサルティング事業本部[ノムラソウゴウケンキュウジョシステムコンサルティングジギョウホンブ]
著・文・その他
内容説明
情報システム・デジタル担当者必携!デジタルによる競争力強化、組織変革、グローバル化、セキュリティ対策…デジタル時代に必須の業務知識を網羅。全140項目を見開き2ページの図解でズバリ解説!
目次
序章 デジタル化がもたらす変化
第1部 デジタル時代の競争力強化(顧客体験価値の向上;デジタルによるビジネスモデルの変革 ほか)
第2部 デジタル時代のITマネジメント(戦略策定;ITガバナンス ほか)
第3部 デジタル時代のITケイパビリティ(デジタル化テーマの創出;超上流デザイン ほか)
第4部 デジタル時代のITリスク管理(情報セキュリティへの新たな脅威とリスク認識;求められる情報セキュリティ管理 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
67
CIOハンドブックの第5版です。私は古い版を読んでいたのですが、やはり内容的にはITがらみのはなしは追いついていくのが大変ですね。今回はデジタルという言葉がキーワードになっている感じです。CIO向けなので比較的読みやすさはあり、見開き2ページでひとつの話が終わり、図なども納められ理解しやすさがあります。いい本であると思います。2018/08/06
karutaroton
8
4月からのお仕事の絡みで読書。丁度ギリギリ読み終わった。CIOになるわけではないですが… 中身と関係ないが、コラムに物心ついた時からスマホに慣れ親しんできたデジタルネイティブ世代の特性が書いてあった。その通り確かに今でも、直接話せよ、とか、もっと考えたら、とか時々思うが、ツイッターやLINEのようなコミュニケーションを取ってると、そうなるのも仕方ないのか、と思った。書いてる通り、無理矢理直そうとせず、逆にそっちに寄せていくのが企業も成長するポイントかもしれないなーと。 2019/03/31
syatsuzuka
2
CIOの期待される取り組みについて、わかりやすくまとめられていると感じました。同時に、各個別論点はそれぞれでそれなりに奥の深い議論になってくるので、欧米でいわゆる優秀とされるCIOはどのようなバックグラウンドを持っている人なのか、興味を感じました。2018/11/18
Kamome
0
キャリアを再考する際に読んだ本。 自身がコンサルティングの立場で実施することは、RFP作成後の導入のフェーズでの出来事が多かったため、それらの前後のフェーズであるシステム化の構想段階、そもそもの全車戦略からRFP提案までのプロセスを振り返ることができてよかった。特に、ITCプロセスガイドライン理解しやすい図だった。 他の方も言われているが、新任CIOの方がすべきことを網羅的に実行できるように、抜け漏れをチェックする観点で使えそうな教科書的な本だった。PJTの状況に応じて各章を振り返りたい。2018/06/19
やま
0
読書動機:CIOの視点を見たい。所感等:本シリーズは初版発行から17年とのこと。初めて読んだが、ハンドブックとのタイトルどおり、CIO(あるいはIT部門)がなすべきテーマを列挙し、各々に対して勘所やプロセスをまとめてある。改めてIT部門の役割は広範囲であると感じる。ITマネジメントとITサービスマネジメント、およびITリスク管理について、デジタル化の動向と合わせて立ち向かうためのヒントが収められている。CIO視点としてはやはり戦略、企画だが中々ピンと来ず、視点を高める意識が必要であると感じた。精進である。2019/05/17