文春新書<br> 西暦2000年問題の現場から

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文春新書
西暦2000年問題の現場から

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600571
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0255

出版社内容情報

途上国よりロシアが危ない。日本はもう時間切れ? 現場のシステム・エンジニアがコンピュータ二〇〇〇年問題の等身大の姿を描く

内容説明

コンピュータの2000年問題とは、西暦2000年1月1日に、コンピュータがいっせいに暴走を始めるという話ではない。それはすでに始まっているし、1月1日を過ぎた後も当分危機は去らないだろう。しばしSFやパニック小説の世界を離れて足もとを見つめよう。いま、ビジネス社会の現場で何が起きているのか。―日夜、2000年対応修正の気の遠くなる作業に携わるソフトウェア技術者が、この奇妙な人災の、あるがままの姿を報告する。

目次

第1章 単純で複雑な2000年問題
第2章 起こっていること、起こるかもしれないこと
第3章 担当者は悪夢にうなされる
第4章 いったい誰が悪いのか
第5章 落ち着いて新年を迎えるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

西澤 隆

5
一般の方にとっては「なにも起きなかった。詐欺にあったようなものだ」な記憶ではないかと思うY2K。核ミサイルも飛ばなければ大停電もなかったけれど、本当の問題はそういうところではなく、大量に蓄積され日々処理される日付入りデータをどう変換して拡張するかということだったように思う。今夏突然湧き上がった夏時間問題もそうだけれどなんのカネも生まない作業だけど必要になり手数も時間もかかる。その費用と時間をどう捻出するかを思えば、あのY2Kパニックは世界中の先送りの後始末の費用捻出のために、必要だったのかもしれないなあ。2018/12/25

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