インドビジネス40年戦記―13億人市場との付き合い方

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インドビジネス40年戦記―13億人市場との付き合い方

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822251468
  • NDC分類 338.92
  • Cコード C0034

出版社内容情報

インド人はなぜ世界企業のCEOになれるのか?
インド人はなぜ考え方をころころ変えるのか?
インド人を「頼れる友人」にするには何が大切なのか?

商社マンとして40年位以上にわたってインドビジネスにかかわり、
現在はインドに在住して現地で「師」と慕われる著者が、
インドビジネスを成功に導く鉄則を解説。

■本書「はじめに」より
私たち日本人には、インド人の考え方や行動基準はなかなか理解しがたいところがある。
道を尋ねると口から出まかせを言い、お金を貸すと返してくれないことも珍しくない。
「考え方をころころ変える」「約束を守らない」「その場しのぎ主義」と見えることもよくある。

一方、日本でインド人の優秀さが語られることも増えている。特にビジネスの世界においては、
インド人の活躍が目立っていることはまぎれもない事実である。世界的な大企業のCEOに就任する
インド人が増えていることは、その象徴であろう。

私たち日本人は、インドの人々のことをあまりにも知らない。
約束を守らないインド人と、世界企業のCEOになるインド人と、どちらが「本当のインド人」なのであろうか。
………

第1章 インド市場開拓
第2章 インドビジネス成功法
第3章 インドでの起業
第4章 インド人の真実

【著者紹介】
元インド住友商事社長。Nakajima Consultancy Services社長。インド在住。1944年9月26日山梨県甲府市生まれ。1968年慶應義塾大学経済学部を卒業し、住友商事入社。1975年からインドとの取引にかかわり、スズキがインドに設立した合弁会社マルチには立ち上げ時期からかかわる。インド駐在(ニューデリー)、本社の自動車第五部長などを経て、1998年からインド住友商事社長。デリー日本人学校理事長、デリー商工会議所会長などを歴任。2001年本社に帰任し、理事・広報部長。2004年に定年退職後、関連会社社長に就任したが、住友商事が出資するインド企業の再建を依頼され、同社Directorとして2006年から3度目のインド赴任。退任後、DMICインド政府アドバイザー(日本政府派遣)、ハリヤナ州政府名誉顧問などを務める。その後インドで起業し、日本企業のインド進出を支援するコンサルタント会社、日本食レストラン、ホテルなどを経営する。

内容説明

日本人商社マン、現地で「師」になる。インド人を「頼れる友人」にするコツは?元・駐印大使の平林博氏が太鼓判!

目次

第1章 インド市場開拓(運命―代役でインド担当に;遭遇―インド人との付き合いは「5つの『あ』」 ほか)
第2章 インドビジネス成功法(処世術―インドを嫌いにならない方法;勉強法―基本的姿勢と具体的方法 ほか)
第3章 インドでの起業(金型製造―大金を失ったのに後悔していない理由;コンサルタント会社―日本企業のインド進出を支援したい ほか)
第4章 インド人の真実(世界企業のインド人CEO―なぜ急に増え始めたのか?;友だち付き合い―「困ったことがあったら何でも言って」 ほか)

著者等紹介

中島敬二[ナカジマケイジ]
元インド住友商事社長。Nakajima Consultancy Services社長。インド在住。1944年9月26日山梨県甲府市生まれ。1968年慶應義塾大学経済学部を卒業し、住友商事入社。1974年からインドとの取引にかかわり、スズキがインドに設立した合弁会社マルチには立ち上げ時期からかかわる。インド駐在(ニューデリー)、本社の自動車第五部長などを経て、1998年からインド住友商事社長。デリー日本人学校理事長、デリー商工会議所会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

清水勇

7
自分自身中国で13年間悪戦苦闘の経験があるので、著者の18年間のインドでの苦労は身につまされ、幾多の難題を乗り越えられた著者の凄さ(人間としての大きさ、素晴らしさ)を理解できた。住商の人間としての駐在時の話は私含め多くの海外駐在員がたどる道で、第二章で書かれている「インドビジネス成功法」は、中国でもそのまま通用する内容で、如何に日本が特殊なのかを痛感させられる。だが退職後自分の資産をインドビジネスにつぎ込んで、様々な難題に翻弄されても諦めず課題を一つ一つ解決されていく姿は、本当に頭が下がる思いだった。2016/11/18

HALI_HALI

4
面白い。スズキのマルチ工場立ち上げに携わった元住友商事勤務の筆者。彼が語るインド経験談。インド人と仕事をする時は片眼だけではなく両眼をつむりなさいとのこと。本書に述べられている経験談を読むとインド上流と下流層の大きな差も感じられる。この間読んだThe Economistでも、インドは中間層が全くいないと書いてあった。だからこそ、中間層ばかりの日本で商売になれた人は大変なんだろうな。これからインドにも携わることになるので参考になる。2018/03/08

Kyo

2
興味深く読みました。現在、インドに仕事ですんでいることもあり、役に立ちそうです。 インド人の扱い方は本当に大変ですから、先人たちの知恵を拝借して取り組んでいきます。 2018/06/10

路人

2
本書(インドビジネス40年戦記)と別筆者の「最後の超大国インド」を続けて読んだ。前者は商社員・起業家(コンサル、レストラン経営)、後者は外交官と各々異なる視点で、インドという多様性に富み奥深い世界を実体験に基づき描写する。見えている景色は異なっているが、ともにインド好きを自認しインド社会に根付き成功したという点(自慢話めいたところを含め)は共通。では両書を読めば同様の成功ストーリーが築けるかというと、インドはそんな簡単なところでなく、タフネスが何よりも要求される世界であることも改めて思い知らされてしまう。2017/08/13

1
インドと特性を知りたくて手に取った本。雰囲気は伝わった。インドでもビジネスの視点も為になるが、著者の生き方や働き方で前向きな考え方が印象に残った。つまりは国がどうこうではなく、目的と心の持ちようが大事と言うことかな。2018/06/08

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