サテライト三国志〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 445p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822249960
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

著者等紹介

塚本青史[ツカモトセイシ]
1949年岡山県倉敷市生まれ。同志社大学卒業後、印刷会社に勤務。イラストレーターとしても活躍。2012年、『煬帝』(日本経済新聞出版社)で第1回歴史時代作家クラブ「作品賞」受賞。日本作家クラブ理事。父で歌人の塚本邦雄が創刊した歌誌「玲瓏」発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ren5000

21
黄巾の乱の張角から始まる三国志の人物リレー。大スターの章は設けずに淡々と話を綴っていくスタイルはあまり三国志を知らない人には先入観なく読めるので入門編としてはいいかも。それとあまり取り上げられない女人のお話が目新しくて面白かった。下巻は三国志スターがいなくなった後の話なので興味深く読ませて頂きます。2018/01/06

そうたそ

20
★★★☆☆ 「三国志」は小説にしろ漫画にしろ様々な作家によって作品化されてきたが、この作品ではそれらのどの「三国志」でも主役となることなかった人物たちにスポットを当てて描かれている。三国志ファンからすれば、三国志は劉備や曹操、呂布、関羽etcだけではない、というのが正直な思いであり、このように三国志を彩る華麗な脇役を主人公とした作品を描いてくれたというのは非常に有難いところ。ただ、その分非常にディープな領域にまでいっていることは間違いなく、三国志ビギナーには軽々しくおすすめできない内容でもある。2014/03/27

サチオ

12
題名を見て思わず食い付いた。サテライト…中々一人称で語られることの無い脇役達で紡ぐ三国志も中々にいい。本巻は黄巾党の乱から曹操の晩年当たりまで。実は五丈原以後の話もありそうな下巻の方が楽しみです~。2014/02/20

R

10
三国志に登場するさまざまな武将、文官、武官、姫、后を描いた小説でした。人物伝集のような印象でした。上巻では、黄巾の乱から三国鼎立までに活躍した人物が描かれていて、前半のよく知らなかった部分を正史を下地にした内容で読めて大変面白く思いました。ただ、三国志をまったく知らない人は、これを楽しめるのだろうかと不安に覚えるほど、一通りの知識のうえに書かれているイメージがありました。個人的には蔡ヨウ、蔡エン、呂蒙あたりがとても面白かった。2014/08/02

CCC

9
タイトルだけでも分かる着想の素晴らしさ。張角、何進、董卓、蔡邑、劉虞、陶謙、李催、公孫瓚、袁術、于吉、荀彧、魯粛等々、目次に並ぶ名前だけでも壮観でワクワクした。話の流れが前後するので、やや読むテンポが乱される部分もあるけれど、それはテーマ上そうなるのは必然なので問題ではないだろう。ハイライト的なのもまあ仕方ない、か。あと文章も苦手です。……と何だかケチばっかり付けてしまう感じになりましたが、素晴らしいコンセプトでした。幾十の定点から成る立体的な三国志。下巻も期待します。2014/10/23

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