パンダをいくらで買いますか?―ストーリーで学ぶファイナンスの基礎知識

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パンダをいくらで買いますか?―ストーリーで学ぶファイナンスの基礎知識

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822249496
  • NDC分類 338.01
  • Cコード C0033

内容説明

身近なモノの値決めから企業価値の評価まで―ファイナンス理論の常識とセンスが、読むだけで身につく画期的入門書!

目次

プロローグ ようこそ!ファイナンスの世界へ(「ファイナンス」は身近なところでも役に立つ;「モノの値段」はファイナンスの出発点 ほか)
1 「パンダの値段」はいくらか?(パンダの「原価」はいくらか?;過去の努力は必ずしも報われない ほか)
2 「会社の値段」はいくらか?―企業価値を計算する(バランスシートは“レントゲン写真”;“大事な資産”はバランスシートに載らない ほか)
3 ケーススタディ―投資の意思決定に挑戦する(「投資すべきか?」の判断基準;NPVは“いま手に入る利益” ほか)

著者等紹介

野口真人[ノグチマヒト]
株式会社ブルータス・コンサルティング代表取締役、CEO。グロービス経営大学院にてファイナンスの教鞭を取る。京都大学経済学部卒業後、みずほ銀行(旧富士銀行)に入行、外資系投資銀行を経て、2003年に企業価値評価の専門機関である株式会社ブルータス・コンサルティングを設立。年間300件以上の企業価値評価を手掛け、トムソン・ロイター社の2013年上半期日本ファイナンシャルアドバイザリーランキングでは独立系評価機関として最高位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

22
娘に借りて読む。ファイナンスの入門書。生育費にいくらかかったから、この値段で買ってくれと言われても、買い手がなかったら成立しないこと。類似の動物で、取引事例比較法を用いても、パンダが生み出す付加価値を加味しないと売り手の得にはならないこと等、導入部は分かったが、本題に入ると難しくてギブアップ。後は、娘に解説してもらうことにする。2022/07/30

チャー

13
会計の仕組みについてわかりやすく紹介した本。パンダをたとえに価格決定の流れや物の値段を決める要因を噛み砕いて丁寧に解説している。日常的に考えていたお金に対する部分とファイナンス独特の考え方の違いについて知ることができた。金利分を考えると、同じ金額では未来の方が価値が高いという見方は重要な気づき。不確定なことがリスクであり、確定していることはそうではないという考え方は、危険であることがわかっていればそれはリスクではないということを理解するために大切な認識であると感じた。2023/03/30

かわ

5
パンダの価格を決める例え話から始まるファイナンス入門書。パンダ以外の例え話も多く、そこそこ分かったような気になった。参考文献もあたってみて理解を深めたい。2023/11/24

ケルトリ

4
中・後半は企業価値の判断方法の解説などでやや難しかったが、序盤はタイトルにある『パンダの購入価格を、入場者数の増加・関連商品の売り上げ予測・機材導入費を加味した上で考え、それが価格に見合っているかを見る』という内容になっていて面白く読めた。 自分が買いたいと思っているものが本当にその価格に見合ったものなのかを判断するという上で、この考えは役に立つと思った。2020/06/25

清水勇

3
変な題名だったが、フリーキャッシュフローや、財務諸表の「貸借対照表」「損益計算書」の考え方を理解するのには最適な本だった。特に個人のバランスシートを作って理解させる本はこれまでにもあったが、実資産や借金のみで表示していて何かしっくりこなかったが、フリーキャッシュフローの考え方を導入すると、自分自身のキャッシュフローを稼ぐ力が資産としてあり、その結果債務超過に陥っても、資本に自己資本が入ってバランスできる説明は納得だった。自分がやりたいことを見つけて「稼ぐ」ことが一番の「稼ぐ力」で資産になる。2016/07/18

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