内容説明
グローバル時代の「仕事の共通語」を体系的に学ぶ。定石を知ると、ストーリーが見えてくる。プロフェッショナルには、必ず学んでおくべきことがある。人気授業のエッセンスを1冊に集大成。
目次
1 戦略思考の基礎(戦略的であるために―意思決定のための基本3条件;異業種との競争―ルールが違う相手と戦う;マーケティング―本質的なニーズにフォーカスする;戦略の整合性―ジャパネットたかたの3Cと4P;模倣困難性―競争優位を持続させる)
2 マネジメントの基礎(オペレーション―戦略を実現する組織能力;人と組織―ウェルチの2つの言葉はどちらが正しいか;インターナル・マーケティング―まずは社内の顧客創造;リーダーシップ―未来を切り開く能力;グローバルマネジメント―「世界の市場に入り込む」から「世界から学習する」へ;アカウンティングとファイナンス―経営の数字を読む;経営者の役割―必要条件と十分条件)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばきよ
40
「ビジネスマンの基礎知識としての」という題がついていて、早稲田大学ビジネススクール著、ということで、大学の時も全然勉強しなかったし、たまに勉強しないとね、ということで、手に取ったのだが半年以上かかってしまった。40歳も過ぎると大体の経験と勘に頼ってしまっているけど、学問というか、理論に基づくことも大事。ただ、いちいち都度この本を見直しているわけにもいかないので、やはり、考えながら読むことで、経験と勘の部分を下支えしていくことだろう。戦略、マーケティング、マネジメント、オペレーションといったとこの基礎。2014/11/08
Hiroki Nishiyama
18
経営者の頭の中が伺い知れたかのように思えたが、実際に行動してみなければ永久に経営能力が養われることはない。ということを思い知らされた。判断力・実行力、専門スキル、経営コアスキル、人間力、体力・ライフスタイル。体力はある。人間力は今からどんどん身につけなければならない。専門スキルは会社に入ってから身に着けるとして、人間力をたくさんの人と出会って、模倣して、盗んで、自分のものにしていきたいと思う。早くその業界の専門家になって、世界を見回したいものです。2012/08/23
inote2
12
すごく読み応えがある。基礎知識としてのMBA入門とあるだけあって、わかりやすかった。実際の講義を元にしているようで、参加者とのやりとりや、ディベートの様子が書かれているのも良かった。「異業種との競争」が興味深いかな。MBAを目指さなくとも、きっと役に立つと思うのでお勧めです。2012/08/15
Takeshi Sato
10
マネジメントにおいて「適材を適所に」か「適所を適材に」かのジレンマに陥りがちであり、組織の思いと個人の思いのバランスは非常に大切だと感じる。ビジョン(why)からビジネスモデル(競争戦略(what)+オペレーション(how))、儲けの仕組みの策定においてオペレーションの重要性をかんじる。PDCAのD。これがないと始まらない。2013/03/10
こじ
9
5/5サウスウエスト航空のビジネスモデルが画期的なことをご存知でしょうか? この会社は航空機の稼働率を高めることに特化した会社で、空港での滞在時間を15分以内(他社は45分以上のため1/3以下)にすることで他社との差別化をしています。 そのために、航空機を1機種に限定する⇒整備のやり方が完全に一つだけのため、速くできる。第二都市に限定して飛行機を飛ばす⇒第一都市はたくさんの航空会社がいるため、どこかの航空会社が遅れると全て遅れるため、使わない。 上記のような工夫により他社がまねできないようにしています。2019/09/08