内容説明
広告、テレビ、本、映画…あらゆるビジネスを“拡張”するヒントがここにある。
目次
第1章 AR技術と概念がもたらす衝撃
第2章 AR技術をどうやって見立てるか?
第3章 水平思考で拡がるARビジネスの可能性
第4章 ARで拡がるあなたの可能性
第5章 今、拡張すべきは旧来のメディア
第6章 そう遠くない未来、拡張現実で適うこと
著者等紹介
川田十夢[カワダトム]
ALTERNATIVE DESIGN++主宰。AR三兄弟の企画・設計者である。メーカー在籍時には特許開発に関わるなど技術にも明るく、斬新な発想で企画・設計・デザイン・執筆・講演・司会など、多岐に渡る活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐藤一臣
12
ARの本質は「省略」することだそうです。ARの脱力系作品を自らが作って宣伝するために「AR三兄弟」を立ち上げたのですが、生い立ちからして能力が高い人なんでしょう。パクリはOkだけれども表層部分ではなく本質部分のパクリでなければいけないというのは賛同できます。野球場のおっさんがラジオを聴きながら観戦するというのがARの一つというのはわかりやすいです。五感の内、視覚と聴覚に偏りすぎているARを触覚や嗅覚や味覚にまで広げていこうと考えている様です。ARはうまく私にはイメージできませんが、少し勉強になりました。2017/04/26
issy
1
通りすがりの天才こと川田十夢による半自伝的エッセイというかAR解説というか予言書というか企画書というか。ダジャレが面白かった。2021/02/19
モリケン
1
AR(Augmented Reality)について書かれた本。技術の説明というより企画や発想法中心に触れられていた。「斬新とは省略すること」というARの役割を大胆に説明した部分ではその機能の有用性をはっきりと認識できた。また、本書でも述べられている通りAR技術にはリアルタイム性が必要になる。そのため、期間限定のイベントや広告には利用価値があるのかもしれない。2015/04/13
新平
1
以下、印象に残った事。「枯れた技術の水平思考(P106)」~この本で書かれている事。「空白があるからこそ、そこに埋めるべき情報を、人間は想像力やコミュニケーションで補完しようとする。(P168)」~昭和プロレスが持っていてUFCに無いもの。「現実は語り部の存在により、物語になる(P173)」語り部が朝日か読売かで事実は違う物語になるわけだ。「物語は、“介在の余地・余白を与えること”により、現実になる。(P173)」~自然科学は、あいまいさという人間の介在する余地を消し去ることによって、宗教を現実においてし2013/10/13
double_standard
1
#ar3bros_book 確かに後半は、既存メディアへの予告。ぜひとも関係者は刺激を受けて欲しいところ。新技術や製品を、キャッチーに表現する大切さ。ビジネスと言えども、「なにそれ、面白いの?」と気を引けずに埋もれた、サービスや技術が日本には大量に埋まっているんだろうな。AR自体よりも、自分の造った物の見せ方の重要さ、を実感した。あと、長男さんの子供時代の記述。かめはめ波は出るはずだと妹さんをひっかけた件は、自分も弟に似たようなことやったなぁ、と非常に親近感がわいた。2010/08/31