「環境主義」は本当に正しいか?―チェコ大統領が温暖化論争に警告する

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822247980
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C0033

内容説明

危機に瀕しているのは“環境”ではない。人間の“自由”である。大統領にして経済学者が記す警世の書。

目次

第1章 問題の定義
第2章 資源、その枯渇性、そして代わりのきかない価格の役割
第3章 富の影響と技術進歩の影響
第4章 割引率と時間選好
第5章 費用便益分析か、予防原則の絶対主義か?
第6章 地球温暖化について実際に起こっていること
第7章 何をすべきか?

著者等紹介

クラウス,ヴァーツラフ[クラウス,ヴァーツラフ][Klaus,V´aclav]
チェコ共和国大統領。1989年「ビロード革命」による共産党体制崩壊後、財務大臣として政界のキャリアをスタート。1991年に市民民主党を結成し、2002年まで党首を務める。1992年に総選挙で勝利し、チェコ共和国首相に就任。1997年に内閣総辞職、翌1998年の総選挙では第一党の地位を奪われ、下院議長に就任。2003年にヴァーツラフ・ハベルの退任に伴い第2代大統領に就任。プラハ経済大学で学び、経済学の博士号を持つ

若田部昌澄[ワカタベマサズミ]
1965年生まれ。早稲田大学政治経済学術院教授。早稲田大学政治経済学部卒業。早稲田大学大学院、トロント大学大学院に学ぶ。専攻は経済学史

住友進[スミトモススム]
翻訳家。早稲田大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゃれら

17
最新のトピックをおっかけるべき地球環境問題がテーマの本にしては、さすがにちょっと古かったかも。内容は、最後に貼ったリンクだけでだいたいわかる。政治家本人が書いているせいか、文章がこなれてない感じで、このとき作家として著者と同じ考えをもっていたマイケル・クライトンを惜しんでいるのは、「そうだろうな」だった。最新トピックの本を読まなくては。https://agora-web.jp/archives/230125031303.html2023/01/31

Honey

11
”「環境保護」には賛成、「環境主義」には反対”ということ。経済学的な視点から、危機感を煽って人間の自由を束縛しコントロールしようとする「環境主義者」「社会主義者」の科学の政治利用に警告を発している。引き合いに出された科学的根拠としては、今となっては適切でない話もあるけれど、個々の人間の内面の力を信じ、人間社会の自発的進化に信頼を寄せる著者の姿勢には感動。2012/11/28

ichiro-k

11
2年前ほど前にメディアによく露出していたアル・ゴアの「不都合な真実」というのがありましたが、こうした自分たちの環境主義勢力に都合のいいデータを用い不安を煽っているヒステリックなイデオロギーの「環境主義」に警鐘を鳴らしています。それは著者の祖国が以前に大変苦しんだ東欧の社会主義的・共産主義的な匂いを思い起こさせるからです。(著者は、環境保護や資源節約を否定しているわけではありません)皆さんもアル・ゴアのような勢力やマスコミメディアなどの世の中の軽薄な輩にだまされないように、自分のモノサシをしっかりと持ちま2010/02/28

ja^2

5
世界規模で進められる虚構に経済学の視点で斬る2010/05/01

小澤 泰裕

3
經濟學者の視點による環境問題の解説書。環境主義者の著書と違つて内容が科學的である。 2013/05/18

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