政治と秋刀魚―日本と暮らして四五年

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822246617
  • NDC分類 304
  • Cコード C0031

出版社内容情報

1967年総選挙の大分二区の選挙戦をフィールドリサーチした名著『代議士の誕生』で知られるアメリカ人社会学者が、45年にわたる日本との付き合いを日本語で書き下ろした。衆参ねじれ国会などでうろたえるな。与党も野党も、粘り強く国民に説明を尽くす「説得する政治」に努力すべき、と訴える。

内容説明

タテ社会の崩壊による日本人の「変化」とその変化についていけない日本政治の現状を厳しく、かつ優しく分析したアメリカ人学者の日本観察記。

目次

序章 初めての東京
第1章 知日派へ
第2章 代議士の誕生
第3章 日米交流
第4章 「失われた一〇年」は分水嶺
第5章 日本政治―どこから、どこへ

著者等紹介

カーティス,ジェラルド[カーティス,ジェラルド][Curtis,Gerald L.]
1940年ニューヨーク生まれ。1962年ニュー・メキシコ大学卒業。1964年コロンビア大学修士課程修了。1969年同大学博士号取得、1968年からコロンビア大学で教鞭をとり、現在コロンビア大学政治学教授、早稲田大学客員教授。1973年から91年まで、コロンビア大学東アジア研究所長を12年間務める。慶応大学、政策研究大学院大学、コレージュ・ド・フランス、シンガポール大学などの客員教授を歴任。中日・東京新聞の客員及びコラムニストのほか、新聞、テレビなど内外のマスコミで活躍。三極委員会委員、米外交評会委員、米日財団理事。大平正芳記念賞、中日新聞特別功労賞、国際交流基金賞を受賞、旭日重光章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ことぶき あきら

2
「代議士の誕生」「日本型政治の本質」等で有名な政治学者(現代日本政治論)の自伝的エッセー。面白かったです。自身の虫垂炎手術の経験等から日本の国民皆保険制度を絶賛。「最近の日本で気になるのは、自慢話をする人が増えたことである。アメリカ人顔負けに自分のことをほめる」「アイデンティティが確立していないから昔の価値体系が必要であると思っているのでなくて、今の日本人のアイデンティティに対して不満があるから、理想化した日本的な価値観を押し付けようとするのである」2018/02/04

とくま

2
×P18。出だしは楽しんで読んだ。2017/11/17

lupin14

1
=D コロンビア大学政治学教授である著作の長年における交流から日本政治の善し悪しをこと細かに調べ上げられてためになった2009/02/01

Shuhei Murakami

0
正直、政治学には興味がなくて、むしろ戦後日本の雰囲気が伝わってくる良いエッセイ集だな、ぐらいの感じで手に取ったのですが大変楽しく読ませていただきました。しかし、ちょっとした表現が短いながらも的確であることから、分析能力の高い大変頭の良い人であることが分ります。こういう文章が書けると良いなあ。2014/03/15

モモのすけ

0
2008年5月読了。「説得する政治が必要」

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