747―ジャンボをつくった男

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  • サイズ A5判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822246525
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0095

内容説明

航空産業を一変させた巨大旅客機はいかにして生まれたのか。747の父、ボーイング社の伝説的エンジニアが自ら語る迫真のインサイド・ストーリー。

目次

気がつけばいつもそこに
大学と戦争
ダグラス、ボーイング、そしてストラトクルーザー
ジェット機時代
747のリーダーに
巨人、その姿を現す
首も覚悟で
主翼と重量に一大事
747、ついにお披露目
空へ
世界を塗り替える
新たなる任務
チャレンジャー号の悲劇
顧問としての第二の人生

著者等紹介

サッター,ジョー[サッター,ジョー][Sutter,Joe]
1921年生まれ。ボーイング747を生んだ技術チームを指揮。その後、ニール・アームストロング、サリー・ライド、リチャード・ファインマンらとともに、スペースシャトル・チャレンジャー号の事故を調査する大統領事故調査委員会の委員をつとめた。八〇代となったいまも、ボーイング社の顧問として活躍している。シアトル在住

スペンサー,ジェイ[スペンサー,ジェイ][Spenser,Jay]
著述家。航空機関係の著作が多い

堀千恵子[ホリチエコ]
熊本女子大学(現・熊本県立大学)卒業。翻訳人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

135
747を開発した人物の自伝だと思います。かなり詳しく書かれていると思われます。ボーイングが本当にだめになるところまで追い詰められながら、この飛行機によってすくわれていく状況がよくわかります。読ませてくれます。ただほかの人も触れていますが、御巣鷹山の事故についてぜんぜんノータッチということはいかがなものかと感じました。2016/08/16

Willie the Wildcat

56
”お膝元”の夢は当然「空」!事故が夢を具体化し、バイトが具現化。技師スタイナー氏との出会いが、もれなく転機。興味深いのは、「妥協」。時にお客様の無茶な要望も、課題改善の突破口。但し、あくまで結果論であり、QCD+CSの狭間における葛藤と、Bottomを譲らなかった姿勢。この”ギリギリ”感も、ビジネスの醍醐味!一方、時勢を感じさせるのが、ソ連との神経戦や戦後直後のドイツ技術情報の”輸入”の件。後者は勝者の法則の感が漂う。加えて、後書きで触れられた日航機事故への疑問。正論だが、正論故のノーコメントと解釈。2016/12/10

飯田健雄

28
747の設計段階から離陸、就航、ドル箱までボーイング社での実直天才エンジニアを描くいい本でした。エンジニアにはなりたくないけれど、面白かったです。2022/01/18

ヨクト

25
大空を翔る飛行機に憧れる少年がいた。特にB747のフォルムが大好きだった。時が流れ、青年にとって飛行機は憧れから目標になった。大学では航空工学を専攻し、航空企業への就職を望んでいた。狭き門が彼を阻んだ、そして今の僕がいる。以上、本書とは関係ない回想。装丁が恰好良い本書はB747設計責任者が著したモノづくりの熱い部分を描いた本だ。ボーイング社の歴史、設計と経営の軋轢、理想と妥協、いろんな挫折の上にあの機種ができたのか。僕も設計者の端くれなので、将来、情熱溢れる設計、、、できるかな?できたらいいな。2014/02/22

きよ

4
苦しい経営状況にあっても、747の開発を断行したからこそ、今の空の便の充実があるのだな。あとがきにもあるのうに、御巣鷹山の事件に触れなかったのはなぜなんだろう。2015/10/29

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