軍事とロジスティクス

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  • サイズ B6判/ページ数 494p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822246464
  • NDC分類 395.9
  • Cコード C0031

出版社内容情報

アフガン、イラクという新しい戦場での軍事行動を兵員・軍需品の輸送・補給の観点から描いた意欲作。軍事におけるロジスティックの革命を膨大な資料をもとに解説する。

内容説明

ロジスティクスは「後方」ではない。イラク、アフガンの戦場における最新動向、海上自衛隊の給油支援活動、航空自衛隊の空輸活動の本質、戦場における民間請負会社の実態など、日本人が知らない世界を今、明らかにする。

目次

第1章 イラク戦争とロジスティクス
第2章 アフガニスタンの戦いとロジスティクス
第3章 軍事ロジスティクスの民間委託
第4章 米軍海外展開戦略とロジスティクス
第5章 軍事輸送システム
第6章 これからの軍事ロジスティクス

著者等紹介

江畑謙介[エバタケンスケ]
1949年千葉県銚子市生まれ。上智大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。1983年~2001年まで英「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」通信員。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)客員研究員。1999年から防衛庁防衛調達適正化会議(現・防衛調達審議会)議員。2000年から内閣官房高度情報通信社会推進本部情報セキュリティ専門調査会(現・情報セキュリティ政策会議)委員(現・有識者構成員)。2005年から拓殖大学海外事情研究所客員教授。2006年11月から防衛庁技術研究本部契約調整会議・調査実施計画書審議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Saiid al-Halawi

8
過去100年くらい、特に直近の四半世紀を中心にした現代戦の話題のみ。ローマ字3~5文字くらいの専門用語だらけだったけどコンテナ輸送が画期的な発明だってことは理解した。日本では未だロジスティクスが"後方支援"と位置付けられてる。2013/07/29

7
やはり米軍はスケールが違う…補給品の輸送状況や、輸送便の内容を把握することの重要性ということは、やはり外征軍におけるロジスティクスの現場を想像してみて初めて実感できた。自衛隊が大規模な部隊を長期にわたって海外展開させる場合、あるいは国内における防衛出動の場合にはきっと問題が山積するんだろう…。10年前の本なので、一部話が古いのはご愛嬌。2017/07/22

velikiy99

5
2008年刊行ということでやや古いが、アフガニスタン・イラクの戦役を中心に、アメリカ軍・イギリス軍でのロジスティクスの革新と、あまり明るみに出なかった問題、当時試行されていた技術・システムとをまとめた内容。伝統的な地上でのトラック輸送から、船舶に空輸と、陸海空の様々な部分での、様々な物品の輸送という問題を取り扱う。今後あるべき姿として、現場の部隊同士で互いに必要なものを補い合うことで、中央集権的に物資が配分されるモデルから脱却し、そもそも補給部隊というもの自体がなくなるというのは面白いと思った。2019/02/21

ウラー

5
今こそこの人に生きていて欲しかった。安部首相の積極的平和主義に対して、憲法論ではない反論が出来ただろう。2015/12/20

風見草

5
効率的なロジのための組織作りや補給からみた軍事戦略、無線タグを利用する物流システム、PMCへの民間委託といったソフトの話だけでなく、各種の装甲トラックや事前集積船、双胴型飛行船など奇抜の輸送機計画などの話もあるので、興味がハード寄りの方でも楽しめるかと思います。また、湾岸戦争では大量のコンテナが未開封のしままだったという話や、アフガンの特殊部隊のために目的を知らされずに馬の鐙を用意した話など、エピソードも多いです。現代の兵站を、無線タグというミクロから組織作りや戦略といったマクロまで、広汎に紹介します。2011/04/03

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