公認会計士vs特捜検察

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公認会計士vs特捜検察

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  • サイズ A5判/ページ数 431p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822246211
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ある日、凄腕の公認会計士が逮捕された。容疑は粉飾決算。シロアリ駆除の上場企業、キャッツ経営陣による株価操縦事件に絡み、東京地検特捜部に摘発されたのだった。カネボウ、ライブドア事件でも公認会計士が逮捕されたが、すべて容疑を認めている。だが、キャッツ事件の被告は容疑を否認して、190日間拘留される。「粉飾決算ではない」。専門の会計理論を駆使して取り調べの検事と対峙するが、検察の描いたシナリオのまま起訴される。まさに、佐藤優『国家の罠』の公認会計士版である。裁判では、会計学者から粉飾ではないとの鑑定意見が出され、他の容疑者のよる被告に有利な証言が相次ぐが、一、二審とも敗訴。東京高裁の控訴審判決直後、白血病の妻が急死するという悲運に見舞われるなか、上告して闘っている。その闘いの詳細を極めた被告自身の手記である。

内容説明

会計論争で検事を打ち負かしても一、二審有罪。「司法の闇」を弾劾する辣腕公認会計士渾身の書。

目次

第1部 事件(東京地検特捜部;逮捕;勾留)
第2部 一審(猫;店頭登録;顧問会 ほか)
第3部 控訴審(告白;共謀;宣誓供述書 ほか)

著者等紹介

細野祐二[ホソノユウジ]
公認会計士。1953年生まれ。78年3月、早稲田大学政経学部卒業、82年3月、公認会計士登録。78年10月から2004年までKPMG日本(現あずさ監査法人)およびロンドンにおいて会計監査、コンサルタント業務に従事。著書に『国際金融取引の実務』(中央経済社、平成元年日本公認会計士協会学術賞受賞)など。主な論文に「先物外国為替の会計処理と問題点」(昭和59年日本商工会議所会頭賞、日本会計研究会会長賞受賞)、「ベンチャー企業に対する税制上の問題点と若干の提言」(平成7年日本税理士会研究賞受賞)。所属団体:日本公認会計士協会。資格等:公認会計士、英検1級、通訳案内士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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