出版社内容情報
ブレークスルーの研究結果をもたらすものは何かを白川の事例を丹念にフォローすることで探る。
内容説明
セレンデピティ(思いがけずに発見する能力)は、いかにして身につくのか?論文捏造事件が多発するなか、真の科学的発見はいかにして生まれ、実を結ぶかを白川博士の事例をもとに考える。
目次
第1章 科学の世界がおかしい
第2章 ブレークスルーの科学
第3章 セレンディピティ
第4章 日本での評価
第5章 異分野融合
第6章 アメリカでの成功
第7章 大発見のその後
第8章 科学の世界を問う
著者等紹介
五島綾子[ゴトウアヤコ]
静岡県立経営情報大学教授。1942年生まれ。静岡薬科大学薬学部卒業。薬学博士、博士(理学)(名古屋大学)。静岡県立大学国際関係学部講師を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アドソ
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白川英樹先生の足跡をたどりながら,真にオリジナルな研究を生む土壌について問う。2007/07/22
tak
0
読み応え充分。2012/05/19
メルセ・ひすい
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9. 09 ブレークスルーの科学とは「突き抜ける」・「革新的独創的な」科学研究である。物質観を変える新しい発見、あるいは爆発的なニーズを将来生み出す可能性がある発見を伴うもので驚きであり、滅多に遭遇しない科学・・ 論文捏造事件が多発する中、真の科学的発見はいかにして生まれ、実を結ぶか。典型的なセレンデピティといわれる白川英樹博士の導電性高分子の発見と開発を取り上げ、真にブレークスルーとなる科学研究の条件を探る。2007/07/12