出版社内容情報
米国でマンガ出版社ビズ(現在は小学館・集英社の共同出資)を立ち上げ、少年ジャンプやポケモンなどの米国版を成功させた著者が、いかに日本マンガを英訳し、販路を拡大したのかを、ドキュメンタリー形式で紹介。
ここ数年、日本のアニメやゲームなどのポップカルチャーは世界的に認知度が高まりマンガの翻訳本も人気を集める。もともと米国のマンガは、マニアックなファンたちのものだった。そこへビズはカムイ伝やナウシカなどの日本マンガを英訳して持ち込み、マニアたちの人気を集めながら徐々に成長。その後、ポケモンブームなどの波に乗り、現在の市場規模は1億ドル超で、ビズはトップ5に入る。
コンテンツ輸出は日本にとって極めて大きなビジネスチャンスだが、多くの日本企業はそのチャンスを生かしきれてはおらず、一部メディアによる日本文化ブームの報道は実態よりも少し誇張されている。
そうしたなかで、本書に描かれた事例は、単なる成功物語としてではなく、学ぶべき価値あるケーススタディとなっている。
内容説明
世界一の出版大国アメリカで日本マンガ出版社を創り、成功へと導いた男の奮戦記。
目次
1 八〇年代、ゼロからのスタート(新天地をめざして;ヒッピー文化にブッ飛ばされる;ニューエイジ世代とサブカルチャー ほか)
2 九〇年代、ピンチをチャンスに変えるまで(コミックバブル崩壊;不況を勝ち抜く「個性」;ヨーロッパへの進出 ほか)
3 二十一世紀、新たなる革命に向けて(「少年ジャンプ」アメリカへ行く;アメリカの雑誌流通事情;小学館と集英社がひとつになった日 ほか)
著者等紹介
堀淵清治[ホリブチセイジ]
1952年徳島県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、75年に渡米。カリフォルニア州立大学ヘイワード校で文化人類学修士課程を専攻するも、一年半でドロップアウト。しばし放浪の時期を経て、バークレーに自らマーケティング会社を設立。86年、小学館から出資を受け、サンフランシスコにビズコミュニケーションズを設立、上席副社長就任。97年に社長兼CEO(最高経営責任者)に就任。99年、小学館プロダクションとの合弁で小プロUSA(後に小プロエンターテインメントと社名変更)を設立、上席副社長兼任。2003年、小学館と集英社の合弁によってビズコミュニケーションズをビズLLCに社名変更し、社長兼CEOに就任。04年、ビズLLCと小プロエンターテインメントの合併により誕生した新会社ビズメディアLLCで共同会長に就任。05年、ビズピクチャーズ設立、社長兼CEOに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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