内容説明
ビジネスの現場で使える画期的に平易な入門書。「数字」に騙されないための直感的統計学シリーズ第2弾。前著『経営のための直感的統計学』に、新たに5章を追加、各章で合計12セクションを追加した。
目次
アクションのための統計学
グラフはかくも雄弁なり
全体を一言で表すには―代表値(中心値)の諸指標
リスクを理解しよう―ばらつき度の諸指標
不確かな世界を取り仕切る法則―確率
最も典型的なばらつきのタイプ―正規分布
よく見かけるもう1つの分布―二項分布
1を聞いて10を知る方法―サンプリング論
未知のものに当たりを付ける方法―推定
却下すべきか、せざるべきか、それが問題だ―検定〔ほか〕
著者等紹介
吉田耕作[ヨシダコウサク]
青山学院大学大学院教授、カリフォルニア州立大学名誉教授。1938年東京生まれ。62年早稲田大学商学部卒業、68年モンタナ大学で修士号(ファイナンス)取得。75年ニューヨーク大学でデミング博士、モルゲンシュタイン博士に学び、博士号(統計学)を取得。75年からカリフォルニア州立大学で教鞭をとり、2001年から青山学院大学国際マネジメント研究科教授。86年から93年までデミング4日間セミナー「質と生産性と競争力」でデミング博士の助手を務めた。統計的な考え方をベースにした競争力強化のコンサルタントとして、米国連邦政府、メキシコ石油公社、ヒューズ航空機、NTTコムウエア、NECなどを指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おおにし
8
統計学の入門書の多くは医薬系や品質管理に統計を使う人向けに書かれていますが、この本は実例が事務系の人が使いそうなものばかりなので取っ付きやすいと思います。練習問題の数も多く、これをコツコツ勉強すれば統計の基礎知識は大丈夫でしょう。後はExcelの統計関数や分析ツールの使い方を学べばバッチリかな。2014/04/29
あつお
5
「伝えるための心理統計」に挑戦したものの理解できず、基礎から見直すため再読しました。効果的な学習には、基礎と応用を繰り返すのが重要ですね。 「文系の方でも実践で使えるように」をテーマにしており、統計未経験でもオススメです。統計学における検定の考え方などを実例を交えながら優しく学べる一冊。ショートカット計算法も掲載されており、大まかな計算であれば暗算でできるようになります。 情報が洪水のように溢れる時代ですので、データを正しく見るために統計学が必須となるでしょう。2021/11/05
もふもふ
0
統計学について丁寧な説明がありとてもわかりやすかった。2010/10/15
cochou
0
ビジネスの判断では平均に騙されず、ばらつきを表す標準偏差が肝要。 スマートな話だけでなく統計における計算の重要性を繰り返し説いている。ショートカット計算法の事例も豊富。