内容説明
我々は、騙されていないか?住宅も都市もスクラップでいいのか?産廃Gメンが抉り出す「高回転社会」のトリック。
目次
第1部 スクラップエコノミー―なぜ、いつまでも経済規模に見合った豊かさを手に入れられないのだ!(日本の住宅は不良債権にすぎない;都市経済のトリック;ストック経済への道)
第2部 スクラップシティ―なぜ、いつまでも都市のボトルネックは解消されないのだ!(ボトルネックと行政的分割の罠;法治国家の罠;都市再生のウソ)
著者等紹介
石渡正佳[イシワタマサヨシ]
1958年生まれ。日本大学経済学部卒業。1981年に千葉県庁入庁。社会福祉、医療、訴務などを担当した後、1996年から産業廃棄物行政を担当。産廃Gメン「グリーンキャップ」の創設に関与。2001年に全国有数の不法投棄常習地帯といわれた銚子地域の監視チームリーダーとして不法投棄ゼロを達成。2005年4月から印旛地域整備センター用地課長。著書に『産廃コネクション』(WAVE出版、第3回日経BP・BizTech図書賞受賞)など
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感想・レビュー
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Masaki Iguchi
1
ストック経済への移行、住む人々の歴史を大事にするまちづくり。2025/05/22
やご
0
思いっきり単純化して言うとこの本におけるスクラップエコノミーとは、作っては壊し作っては壊しを短期間で繰り返す日本の自転車操業的経済形態を指してまして、著者の主張はそういうのはもういい加減やめにして社会的な蓄積を生かした経済に移行すべきだ、というものです(多分)。 とりあげられている内容の幅の広さにちょっとビックリ。住宅問題・都市問題からしまいには道州制の提案までいっちゃってます。2005/07/15
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