内容説明
フォードが命じた“無理難題”に現場エンジニアたちが答えを出した!外資系企業の傘下でマツダはいかに立ち直ったのか。その秘密を明かした初めての書。
目次
はじめに なぜ、マツダの復活をとりあげるのか?
第1章 RX‐8開発物語―フォードの「無理難題」にマツダの現場が「答え」を出した
第2章 一本目のトンネル とにかく火を消せ―一九九六年四月~一九九七年一一月
第3章 二本目のトンネル マツダブランドを再構築せよ―一九九七年六月~二〇〇二年五月
第4章 三本目のトンネル フォードが導いたマツダの経営改革―二〇〇〇年一一月~二〇〇三年八月
第5章 マツダの成長はマツダ自身の手で行う―井巻久一マツダ社長インタビュー
おわりに モノづくり企業のブランド戦略とは
著者等紹介
宮本喜一[ミヤモトヨシカズ]
翻訳家・著述業。1948年奈良市生まれ。71年一橋大学社会学部卒業、74年同経済学部卒業。同年ソニー株式会社に入社し、広報、マーケティングを主に担当。94年マイクロソフト株式会社入社、マーケティングを担当。98年独立して翻訳を始め、現在に至る
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感想・レビュー
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Naota_t
3
#2249/★3.3/RXー8を開発した2000年ごろ「4ドア4シーターのスポーツカー」は市場になかった。それを実現できた背景に、マツダのモノづくりと、フォードの「無理難題」がうまく作用したことがある。また「Zoom-Zoom」(子どもの時に感じた、動くことへの感動 )というコンセプト設定も、モノづくり、モノがたり両方に良かったのだろう。現在は通期売上約5兆円、過去最高になりそうな好業績が続いている。私は車をもたないが、運転の楽しさ、加速の良さなどは企業努力によって随分違うんだな、と知ることができた。2025/05/12
Eito Matuda
1
バブルに乗って、多チャンネル化と闇雲な車種増加を行った結果、バブル崩壊と共に深刻な経営不振に陥ったマツダが、どのようにして復活できたのか! そこにはフォードの経営とマツダの現場がぶつかりあいそこに、ブランド戦略が生まれ、その象徴として愛車・RX-8が誕生した。 現在RX-8は中古市場でとてつもなく安値で取引され、オーナーは冬の時代だが、復活した頃のマツダと比べても、現在のマツダの勢いは勝っていると思う。 現在の国産メーカーの中では、デザイン、性能など、トータルバランスでは、マツダはトップレベルだと思う。2020/07/29
Kota Hiraoka
1
マツダの歴史を再確認2016/08/04
貧家ピー
1
1赤字を黒字に転換。2 ブランドを確立「走りが良い スポーティー」3 長期目的の設定2009/06/02
miwarin
0
RX-8開発物語だけでおなかいっぱいになってしまったデミオユーザーのアカウントはこちらです2012/04/23
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