内容説明
本書の目的は三つある。第一は、世界的に大きく変貌を遂げている資産運用ビジネスの概況や外資系運用機関の現場を紹介することによって、少しでも多くの読者にこのビジネスに対する理解と興味を深めてもらうことである。第二は、資産運用に関して国際的に通用する知識と運用プロセスを解説することによって、運用実務がどのようなものかを把握してもらうことである。第三は、ここに引用した現場で日々接する様々な英文を読みながら、この資産運用というグローバルなビジネスの実務を現場感覚で体験してもらうことである。
目次
第1部 資産運用ビジネスのダイナミクス(資産運用ビジネスのメガトレンド;外資系運用機関の現場)
第2部 資産運用の基礎(リターンとリスク;投資理論;株式分析;債権分析;運用手法;運用機関とパフォーマンス;運用機関の受託者責任)
第3部 資産運用の現場(運用プロセス;バランス型ポートフォリオ運用;株式ポートフォリオ運用;債権ポートフォリオ運用;国際分散ポートフォリオ運用;運用評価とパフォーマンス計測;外資系運用機関の実例)
著者等紹介
依田孝昭[ヨダタカアキ]
1950年東京都出身。’74年早稲田大学法学部卒業。同年大和証券入社。’79年シカゴ大学ビジネス・スクールにてMBA取得。’80~91年Putnam Management(出向)、アメリカ大和投資顧問、大和証券海外投資顧問室、大和投資顧問に於いて資産運用業務に従事。’91~92年投資顧問会社、依田インベストメント。’93~2000年シティトラスト信託銀行、常務取締役投資運用本部長。現在、日本アナリスト協会検定会員(CMA)、米国AIMR会員(CFA)
伊藤公一[イトウコウイチ]
1958年静岡県出身。’82年東京都立大学法学部卒業。同年国際証券入社。’87年ペンシルバニア大学ウォートン・スクールにてMBA取得。’88年中央信託銀行に入社。年金運用において外国債券運用を担当した後、米国運用機関との合弁会社へ出向。米国ニューヨークにおいて米国株式運用業務に従事。’95年フランク・ラッセル・ジャパンに入社。日本における運用機関調査の責任者。現在、運用評価研究所代表取締役
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