AGE OF SUPER SENSING―センシングデザインの未来

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  • サイズ A4判/ページ数 272p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784822239718
  • NDC分類 501.22
  • Cコード C3055

出版社内容情報

センサーで計測したデータを組み合わせ、分析し、ヒトに役立つサービス開発につなげる「スーパーセンシング理論」を世界初披露「センシングデザイン」とは、単にセンサーを考えるだけでなく、環境、センサー、人からなるシステム全体を考え、より良い関係性を構築することだと言えます。

本書では、人間の五感の拡張をセンシングとして定義づけ、進化を遂げるセンサーテクノロジーやAIプロセシングの普及に伴い、更なる感覚の拡張が出現するであろうことを想定し、そのデザインの思想やプロセスについて、より広い視野に立って現状の産業とテクノロジーの実態を整理・解説しています。

専門用語を可能な限り排除し、身の回りの具体例を交えながら分かりやすくまとめた本書で、センサーが持つ新たな技術革新の可能性に注目いただき、そのテクノロジーが目指す方向や目的について深く考える一助になれば幸いです。


INTRODUCTION 未だ見ぬ過去、懐かしい未来

CHAPTER1 生物感覚とセンシング
トンボになる日
五感とセンシング
生き延びるためのセンシング
開眼
進化と感覚器
拡張感覚
〔COLUMN〕 兆しを識る

CHAPTER2 現代社会とセンシング
センシングをデザインする
手のひらで天気が分かる時代
デバイスがヒトを変える
情報は曖昧なほうが良い?
隠語が人命を救う
〔COLUMN〕 下を向いて歩こう

CHAPTER3 なぜ、今センシングなのか
なぜ、今、センシングなのか
センサーの原理
センサーの機能の広がり
センシングテクノロジーの構造
センシング技術の発想I
センシング技術の発想II
Sensing Method 測定手法
様々なセンサー
ハードウェアのルネサンス
ハードウェアのルネサンスII
開かれたハードウェア
How to do からWhat to do へ
アナリティクスの進化
脳を超えるコンピュータ
インフラとしてのIoT
〔COLUMN〕 目は口ほどに

CHAPTER4 センシングのこれまでとこれから
気温が見えた日
「観察」が生み出す気づき
センサーヒストリー
センサーが新分野を拓く
3ヶ月革命
SENSING 5.0
〔COLUMN〕 名もなきセンサー

CHAPTER5 センシングの実践と課題
センシングの課題と解決
必要なデータを選別せよ
より軽く、より速く、より広く
自給自足化
〔COLUMN〕 LINK

CHAPTER6 SUPER SENSING とは
私は花を観る、その時、石は星を見ている
3ノード2リンクで考える
Sensing Target 測定対象
Sensing Method 測定方法
Measurer 測定主体
今までにないセンシングを生み出す
SUPER SENSING とは
NEW OBJECT
SENSOR FUSION
NEW MODAL INFORMATION
NEW MODAL SENSOR
AUGMENTED REALITY
NEW EXPRESSION
MACHINE TO MACHINE
SUSTAINABLE SENSING
SENSORLESS(6 SENSES)
SUPER SENSING がもたらす市場の拡張性に関して
Sensing Design Map
本書が注目する6 つのテーマ
〔COLUMN〕 SUPER SENSING

CHAPTER7 意味センシング
意味センシングとは
意味とは何か?
物理量センシングの時代
物理量センシングから意味センシングへ
意味センシングを超えて
意味センシングを使わない場面
意味センシング先端事例
〔COLUMN〕 SUPER SENSING TREND

CHAPTER8 副産物によるセンシング
意外なセンシング
空の色で服を選ぶ
Indirect Sensing
Indirect Sensing を行っているセンサーの例
〔COLUMN〕 意外なセンシング

CHAPTER9 センサーレスセンシング
五感を超えて本質に迫る
センサーレスセンシング
センサーレスセンシング先端事例
〔COLUMN〕 センサーレスセンシング

CHAPTER10 バイオハック
システムは生物化する
最も身近なセンサー
〔COLUMN〕  バイオハッキング

CHAPTER11 拡張感覚ー五感を超えて
センサーは自分の一部になる
五感の拡張としてのセンサー
拡張感覚は人間拡張へ
〔COLUMN〕 拡張感覚

CHAPTER12 予測感性のセンシング
記憶と予測の関係
期待はスパイス
期待通りから期待以上へ
〔COLUMN〕 時間よ止まれ
〔COLUMN〕 不安と期待は裏腹

CHAPTER13 SENSING DESIGN PROCESS
デザインシンキングで考えるセンシング
観察と洞察の違い
パーソナル×オーケストレーション
さらなる発想を生むラピッドプロトタイプ
アイデアをデザインに錬金するには
ストーリーテリングで築くセンシングデザイン
〔COLUMN〕 SUPER SENSING PROCESS

CHAPTER14 SUPER SENSING の未来
SUPER SENSING と意識変革
よりよく生きるためのセンシング
SENSING FOR HUMAN
INDUSTRIAL INNOVATION
SoT(Sensornet of Things)
センシングと産業デザイン
オートノーマスセンシング
〔COLUMN〕 生物化と未来
〔COLUMN〕 AMBIENT SENSING
この星の豊かな未来に

ACKNOWLEDGEMENT
SENSE SENSOR SENSING
あとがきにかえて

中川 聰[ナカガワ サトシ]

日経エレクトロニクス[ニッケイエレクトロニクス]

目次

未だ見ぬ過去、懐かしい未来
生物感覚とセンシング
現代社会とセンシング
なぜ、今センシングなのか
センシングのこれまでとこれから
センシングの実践と課題
SUPER SENSINGとは
意味センシング
副産物によるセンシング
センサーレスセンシング
バイオハック
拡張感覚―五感を超えて
予測感性のセンシング
SENSING DESIGN PROCESS
SUPER SENSINGの未来

著者等紹介

中川聰[ナカガワサトシ]
プロダクトデザイナー。デザインエンジニアリングコンサルタント。東京大学工学系大学院特任教授。一般社団法人スーパーセンシングフォーラム代表理事。株式会社センシングネットCOO。sensingnet Inc,(USA)CTO(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たまきら

28
カイコガの脳の神経回路を可視化した画像が表紙です。何となくこのイメージはこうではないのかな、が見ただけでわかる…そんな感性を磨くのにふさわしい一冊です。そして、その感覚の先に新しいビジネスチャンスがある…というところにまで思考はつながっていきます。自分は面白いどまりな人間なので、こうやって様々なものを創造し、共有化していく視点のある人はまぶしいです。面白かった。2020/12/07

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