出版社内容情報
患者の訴えや症状からその人の体の状態を分析し、それらを改善させるような漢方処方の考え方、選び方を解説
本当に患者に合った漢方処方を決めるには、病名や症状のみから単純に処方を結び付けるのではなく、目の前の患者の状態をよく把握し、「証」を考えることが欠かせません。日ごろからカウンセリングに重点を置き、患者に合った漢方薬の処方を選ぶ幸井氏が、訴えや症状から患者の体の状態(証)を分析する考え方と、患者に適した漢方処方を選ぶヒントを解説します。
■章立て
はじめに
第1章 漢方の基礎
其の壱 漢方の根底にある基本概念
其の弐 人体の捉え方
其の参 病気の捉え方
其の四 病気の治し方
第2章 症状・症例から考える漢方処方
(1)全身の症状・疾患
(2)頭部の症状・疾患
(3)首から胸の症状・疾患
(4)腹部から下の症状・疾患
(5)皮膚の症状・疾患
(6)精神の症状・疾患
(7)男性特有の症状・疾患
(8)女性特有の症状・疾患
第3章 弁証論治の実際
【Column】漢方の食養生
証別お薦めの食材
内容説明
帝国ホテルプラザ内で漢方薬局を営む著者が、疲れ、冷え性、高血圧、頭痛、肩凝り、不眠、不妊症など、70の症状・疾患の症例を基に漢方治療を解説。実践的な漢方処方の在り方を学べる。
目次
第1章 漢方の基礎(漢方の根底にある基本概念;人体の捉え方;病気の捉え方;病気の治し方)
第2章 症状・疾患別にみる漢方処方(全身の症状・疾患;頭部の症状・疾患;首から胸の症状・疾患;腹部から下の症状・疾患;皮膚の症状・疾患;精神の症状・疾患;男性特有の症状・疾患;女性特有の症状・疾患)
第3章 弁証論治の実際
著者等紹介
幸井俊高[コウイトシタカ]
1960年生まれ。中医師、薬剤師。東京大学薬学部卒業。北京中医薬大学卒業。ジョージ・ワシントン大学経営大学院修了。1994年「幸福薬局」開設。1998年、中国政府より中医師の認定を取得。2000~2005年にかけて、北京中医薬大学日本校講師を務める。2006年より「薬石花房 幸福薬局」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。