NA建築家シリーズ<br> 坂茂 (増補改訂版)

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NA建築家シリーズ
坂茂 (増補改訂版)

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  • サイズ B5判/ページ数 304p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784822238360
  • NDC分類 523.1
  • Cコード C3052

出版社内容情報

木材や紙管を用いた建築で世界の注目を集める坂茂。2013年に発刊した初版に、プリツカー賞受賞後の主要作を加えた増補改訂版。木材や紙管を用いた建築で世界の注目を集める坂茂。2013年に発刊した初版に、プリツカー賞受賞後の主要作を加えた増補改訂版。

プリツカー賞を受賞した2014年以降の主要作5件と2017年4月に完成するパリの音楽ホール「ラ・セーヌ・ミュジカル」をいち早く紹介。また、国内外の被災地での取り組みも追加しました。
ボーダーレスに広がる坂茂の活動を過去から現在まで、すべてを網羅した、木造という注目分野の実務教本であり、海外にチャンスを見出したい人のための「生き方」の指南書です。

◎追加収録したプロジェクト(5本)は以下の通り。
 ・ラ・セーヌ・ミュジカル(2017年)
 ・大分県立美術館(2015年)
 ・女川駅、女川温泉ゆぽっぽ(2015年)
 ・タメディア新本社(2013年)
 ・紙のカテドラル(2013年)

◎被災地・紛争地マップ活動マップ」(CHAPTER1)は、2013年以降の取り組みも加えて再構成した。

◆主な内容
◆CHAPTER 1:被災地を駆ける
インタビュー1: 「一般の人のために働くのは自分を磨くトレーニングだ」
インタビュー2 :「災害支援も失敗に学べ」
プロジェクト:紙の教会/新潟中越地震避難所用 紙の家/四川大地震復興支援成都市華林小学紙管仮設校舎・仮設住宅/東日本大地震津波支援プロジェクト避難所用間仕切りシステム/川町仮設住宅/紙のカテドラル
被災地・紛争地活動マップ(2017最新版)

◆CHAPTER 2:建築家・坂 茂の実像
ラグビー少年が「建築家」になるまで
坂事務所リポート1988
超過密スケジュールの乗り越え方
あの建築はこのスケッチから
私が見た、坂 茂の核心

◆CHAPTER 3:進化する紙管建築
プロジェクト:小田原パビリオン?ときめき小田原夢まつりメーン会場ホール/紙のログハウス/ハノーバー国際博覧会日本館/紙管建築クロニクル

◆CHAPTER4:素材・技術を形に
プロジェクト:羽根木の森/9スクウェア・グリッド/ねむの木美術館/今井病院附属託児所/紙の資料館 特殊製紙総合技術研究所Pam B/ジーシー名古屋営業所/成蹊大学情報図書館/ノマディック美術館/アルテック パビリオン/ニコラス・G・ハイエック センター

◆特別対談 坂茂×山梨知彦(日建設計)「発想の根源は『それってもったいない!』」

◆CHAPTER5 木の挑戦
プロジェクト:ポンピドー・センター・メス/ナインブリッジズ ゴルフ クラブハウス/タメディア新本社/女川駅、女川温泉ゆぽっぽ/大分県立美術館/ラ・セーヌ・ミュジカル/スウオッチ新本社
坂茂年譜

目次 CONTENTS ※印の記事は増補改訂版で新たに収録、もしくは大幅加筆した記事

CHAPTER 1 被災地を駆ける
 PROJECT01 紙の教会[1995年]
 INTERVIEW01 「一般の人のために働くのは自分を磨くトレーニングだ」
 PROJECT02 新潟中越地震避難所用 紙の家[2004年]
 PROJECT03 四川大地震復興支援 成都市華林小学紙管仮設校舎・仮設住宅[2008年]
 PROJECT04 東日本大地震津波支援プロジェクト 避難所用間仕切りシステム[2011年]
 INTERVIEW02 「災害支援も失敗に学べ」
 PROJECT05 女川町仮設住宅[2011年]
 READING01 被災地・紛争地活動マップ※
 PROJECT06 紙のカテドラル[2013年]※

CHAPTER 2 建築家・坂 茂の実像
 READING02 ラグビー少年が「建築家」になるまで
 READING03 坂事務所リポート1988
 READING04 超過密スケジュールの乗り越え方
 READING05 あの建築はこのスケッチから生まれた
 COLUMN 私が見た、坂 茂の核心
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 01 神田裕
 02 真壁智治
 03 平井広行
 04 中尾眞
 05 原研哉
 06 マーサ・ソーン
 07 ヴィム・ファン・デ・カンプ
 08 安住宣孝
 09 三宅理一
 10 平賀信孝
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CHAPTER 3 進化する紙管建築
 PROJECT07 小田原パビリオン[ときめき小田原夢まつりメーン会場ホール][1990年]
 PROJECT08 紙のログハウス[1995年]
 PROJECT09 ハノーバー国際博覧会日本館[2000年]
 READING06 紙管建築クロニクル
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 アルヴァ・アアルト展[1986年]
 水琴窟の東屋[1989年]
 小田原パビリオン[1990年]
 詩人の書庫[1991年]
 紙のギャラリー[1994年]
 紙の家[1995年]
 紙の教会[1995年]
 紙のログハウス[1995年]
 紙のドーム[1998年]
 国連難民高等弁務官事務所用の紙のシェルター[1999年]
 ハノーバー国際博覧会日本館[2000年]
 紙のログハウス トルコ[2000年]
 紙のアーチ[2000年]
 紙のログハウス インド[2001年]
 紙のスタジオ[慶応義塾大学SFC坂茂研究室][2003年]
 ペーパー・ドーム[2003年]
 ブルゴーニュ運河博物館 ボートハウス[2004年]
 紙の仮設スタジオ[2004年]
 バザレリー・パビリオン[2006年]
 紙の橋[2007年]
 ノマディック美術館[2007年]
 四川大地震復興支援 成都市華林小学紙管仮設校舎[2008年]
 ペーパー・タワー[2009年]
 紙のカテドラル[2013年]
 モスクワ仮設美術館[2013年]
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CHAPTER 4 素材・技術を形に
 PROJECT10 羽根木の森[1997年]
 PROJECT11 9スクウェア・グリッド[1997年]
 PROJECT12 ねむの木美術館[1999年]
 PROJECT13 今井病院附属託児所[2001年]
 PROJECT14 紙の資料館 特種製紙総合技術研究所 Pam B[2001年]
 PROJECT15 ジーシー名古屋営業所[2004年]
 PROJECT16 成蹊大学情報図書館[2006年]
 PROJECT17 ノマディック美術館[2007年]
 PROJECT18 アルテック パビリオン[2007年]
 PROJECT19 ニコラス・G・ハイエック センター[2007年]
 DIALOGUE 「発想の根源は『それってもったいない!』」|特別対談 坂 茂×山梨 知彦[日建設計 設計担当プリンシパル]

CHAPTER 5 木の挑戦
 PROJECT20 ポンピドー・センター・メス[2010年]
 PROJECT21 ナインブリッジズ ゴルフ クラブハウス[2010年]
 PROJECT22 タメディア新本社[2013年]※
 PROJECT23 女川駅、女川温泉ゆぽっぽ[2015年]※
 PROJECT24 大分県立美術館[2015年]※
 PROJECT25 ラ・セーヌ・ミュジカル[2017年]※
 PROJECT26 スウォッチ・オメガ新本社[2015年―]※
 坂 茂年譜 ※

執筆者/日経アーキテクチュア掲載号


日経アーキテクチュア[ニッケイアーキテクチュア]

内容説明

弱さを強さに―「紙管」が育んだ流麗な建築美。注目のラ・セーヌ・ミュジカル、震災復興の女川駅をリポート。30年の活動を網羅!プリツカー賞後の建築も。

目次

1 被災地を駆ける(紙の教会―1995年;「一般の人のために働くのは自分を磨くトレーニングだ」 ほか)
2 建築家・坂茂の実像(ラグビー少年が「建築家」になるまで;坂事務所リポート1988 ほか)
3 進化する紙管建築(小田原パビリオン「ときめき小田原夢まつりメーン会場ホール」―1990年;紙のログハウス―1995年 ほか)
4 素材・技術を形に(羽根木の森―1997年;9スクウェア・グリッド―1997年 ほか)
5 木の挑戦(ポンピドー・センター・メス―2010年;ナインブリッジズゴルフクラブハウス―2010年 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

275
坂茂氏は特異な、しかも得難く実に貴重な建築家である。冒頭に紹介されるカトリック鷹取教会(神戸)がそのことを如実に物語っている。この教会は阪神淡路大震災後に、災害救援活動の拠点として、まず集会所が建てられた。なんとそれは紙の管を使った「紙の教会」であった。それは大いなるメリットがあって、まず資材を調達しやすい上に、価格が暴騰している時にあっても、比較的安価で建築が可能であったこと。しかもそれは300人以上のボランティアと信徒、神父さんたちが力を合わせて作り上げたものであった。2024/03/29

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