目次
実践的な金融市場・経済の分析とマクロ経済学
日本経済の最優先課題は何か
日本の財政問題は「問題」なのか
財政政策に効果はないのか
貯蓄投資バランスでみる日本経済の現状
財政に絡む議論のゆがみ
高齢化論や人口動態論と経済情勢
金融政策の現状と中央銀行の独立性
為替レートや貿易収支をどうみるか
日本の生産性は低いのか
マクロ分析とデフレ脱却の道筋
著者等紹介
会田卓司[アイダタクジ]
埼玉県立浦和高校卒、スワースモア大学経済学部・数学部卒、ジョンズ・ホプキンス大学経済学博士課程単位取得退学(経済学修士)。メリルリンチ日本証券シニアエコノミスト、バークレイズ・キャピタル証券チーフエコノミスト、ブレヴァン・ハワード・ジャパン(ヘッジファンド)チーフエコノミスト、UBS証券シニアエコノミストを歴任。執筆時点、ソシエテ・ジェネラル証券チーフエコノミスト
榊原可人[サカキバラヨシト]
名古屋市立向陽高校卒、国際基督教大学(ICU)教養学部卒、カリフォルニア大学サンディエゴ校国際政策・戦略研究大学院(GPS)卒/国際関係学修士(MIA、経済政策分析専攻)取得。ソロモン・ブラザーズ・アジア証券エコノミスト、ゴールドマン・サックス証券シニアエコノミスト、メリルリンチ日本証券シニアエコノミスト、JPモルガン・アセット・マネジメント運用本部主席エコノミスト兼ストラテジストを歴任。執筆時点、フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
81
今までとは異なった日本経済分析論です。浜田さんが推薦しておられるということでどちらかというと「捨てられる銀行」が書かれた方が金融庁の意向を示したものと似ている気がします。今の政権の政策の肯定論で、あまり理論的あるいは資料をきちんと分析しているという感じがしませんでした。小野先生が民進党よりに対しての対極にいられるような感じです。それなりの意義はあるとおもわれますが新味は感じられませんでした。2018/02/14
スプライト
1
マクロとミクロは違う、デフレ下という特殊な経済環境下において緊縮財政は望ましくない等、納得できる内容。企業貯蓄率が経済にとって重要な数値であることも良く分かった。非常に有益な本と感じる。2023/05/07