Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 (改訂版)

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  • サイズ B5判/ページ数 215p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784822237448
  • NDC分類 547.2
  • Cコード C3055

出版社内容情報

AWSを実機代わりにインフラ技術が学べる!

「自分でネットワークやサーバーを構築できるようになる」。これが本書の目的です。
新しいものを学習するとき、実際にやってみるのが一番。従来は物理機器がないと学べませんでしたが、今はクラウドがあります。
本書は、代表的なクラウドサービス「Amazon Web Services」を実機代わりにネットワークを学び直す、をコンセプトにまとめた1冊です。

改訂版では、初版のコンセプトをそのままに、画面を最新バージョンに差し替えたほか、CHAPTER 7「NAT」を書き直しました。
初版では「NATインスタンス」を使って説明していましたが、今後AWSでは「NATゲートウエイ」が主流になることから、NATゲートウエイを使った内容に修正しています。

インフラを学びたい若手技術者にも、インフラを学び直したいアプリ開発者にもオススメです。

【CHAPTER 1 システム構築をインフラから始めるには】
1-1 開発者がネットワークやサーバーを構築するメリット
1-2 ネットワークやサーバーを構築する
1-3 WordPressでブログシステムを作る
1-4 物理的なネットワークとAWS
1-5 本書の流れ

【CHAPTER 2 ネットワークを構築する】
2-1 ネットワークで用いるIPアドレス範囲を定める
2-2 実験用のVPCを作成する
2-3 VPCをサブネットに分割する
2-4 インターネット回線とルーティング
2-5 まとめ

【CHAPTER 3 サーバーを構築する】
3-1 仮想サーバーを構築する
3-2 SSHで接続する
3-3 IPアドレスとポート番号
3-4 ファイアウォールで接続制限する
3-5 まとめ

【CHAPTER 4 Webサーバーソフトをインストールする】
4-1 Apache HTTP Serverのインストール
4-2 ファイアウォールを設定する
4-3 ドメイン名と名前解決
4-4 まとめ

【CHAPTER 5 HTTPの動きを確認する】
5-1 HTTPとは
5-2 ブラウザの開発者ツールでHTTPのやりとりをのぞいてみる
5-3 Telnetを使ってHTTPをしゃべってみる
5-4 まとめ

【CHAPTER 6 プライベートサブネットを構築する】
6-1 プライベートサブネットの利点
6-2 プライベートサブネットを作る
6-3 プライベートサブネットにサーバーを構築する
6-4 踏み台サーバーを経由してSSHで接続する
6-5 まとめ

【CHAPTER 7 NATを構築する】
7-1 NATの用途と必要性
7-2 NATゲートウエイを構築する
7-3 NATゲートウエイを通じた疎通確認をする
7-4 まとめ

【CHAPTER 8 DBを用いたブログシステムの構築】
8-1 この章の内容
8-2 DBサーバーにMySQLをインストールする
8-3 WebサーバーにWordPressをインストールする
8-4 WordPressを設定する
8-5 まとめ

【CHAPTER 9 TCP/IPによる通信の仕組みを理解する】
9-1 TCP/IPとは
9-2 UDPとTCP
9-3 まとめ

【Appendix A パケットキャプチャで通信をのぞいてみる】
A-1 Wiresharkでパケットキャプチャする
A-2 UDPとTCPのパケットを見る

【Appendix B ネットワークの管理・運用とトラブルシューティング】
B-1 なぜネットワークを管理するのか
B-2 ネットワーク構成を把握する
B-3 ネットワークの状態を把握する
B-4 ケーススタディ:ウェブサイトに接続できないとき
B-5 ネットワークを運用するための便利なツール
B-6 まとめ

玉川憲[タマガワケン]

片山暁雄[カタヤマアキオ]

今井雄太[イマイユウタ]

大澤文孝[オオサワフミタカ]

内容説明

AWSでITインフラを実践習得。アプリ開発者にもオススメ。ITインフラは理論だけではわからない。さわって初めて納得できるからだ。実機を学習用に用意するのは難しいが、今なら「クラウド」がある。

目次

1 システム構築をインフラから始めるには
2 ネットワークを構築する
3 サーバーを構築する
4 Webサーバーソフトをインストールする
5 HTTPの動きを確認する
6 プライベートサブネットを構築する
7 NATを構築する
8 DBを用いたブログシステムの構築
9 TCP/IPによる通信の仕組みを理解する
Appendix A パケットキャプチャで通信をのぞいてみる
Appendix B ネットワークの管理・運用とトラブルシューティング

著者等紹介

大澤文孝[オオサワフミタカ]
テクニカルライター、プログラマー。情報処理技術者(「情報セキュリティスペシャリスト」「ネットワークスペシャリスト」)。雑誌や書籍などで開発者向けの記事を中心に執筆。主にサーバやネットワーク、Webプログラミング、セキュリティの記事を担当する。近年は、Webシステムの設計・開発に従事

玉川憲[タマガワケン]
株式会社ソラコム代表取締役社長。1976年大阪府生まれ。東京大学工学系大学院機械情報工学科修了。米国カーネギーメロン大学MBA(経営学修士)修了、同大学MSE(ソフトウェア工学修士)修了。日本IBM基礎研究所でウェアラブルの研究開発に従事。ソフトウェア事業部にてエバンジェリスト、マネージメントを経験。2010年に現アマゾンウェブサービスジャパンにエバンジェリストとして入社し、AWSクラウド事業立ち上げに従事。2015年に株式会社ソラコムを創業し、革新的なIoTプラットフォームSORACOMの開発に従事

片山暁雄[カタヤマアキオ]
株式会社ソラコム執行役員プリンシパルソフトウェアエンジニア。金融機関向けのウェルス・マネジメントシステムやポートフォリオ管理システムの設計構築を業務として行うかたわら、オープンソースのJavaフレームワークプロジェクトや、AWSの日本ユーザーグループ(JAWS‐UG)の立ち上げに関わり、2011年にアマゾンデータサービスジャパンに入社。日本のエンタープライズでのクラウド普及をミッションとし、AWSソリューションアーキテクトとして、AWS利用のアーキテクチャ設計サポートや技術支援、また金融機関での利用促進のため、FISC安全対策基準への準拠対応や、金融機関へのクラウド導入支援などを行う

今井雄太[イマイユウタ]
株式会社ソラコムソリューションアーキテクト。1981年生まれ。数社にてネットワークエンジニア、広告配信システムとその分析システムの開発に従事した後、2012年よりアマゾンウェブサービスジャパンにてソリューションアーキテクト、2015年よりHortonworks,Inc.にてソリューションエンジニアとして活動。アドテク、デジタルマーケティングといった、大規模なトラフィックとデータを取り扱う業界におけるクラウドとビッグデータ活用を技術支援する。特に、Hadoop/Sparkでのビッグデータ分散処理において経験が深く、2017年1月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わたなべ

8
AWSを実際に触りながら勉強する本。基本的な内容で終わっているので、AWSを全く触ったことのない初心者向け。特に、VPCについて詳しく書かれている印象。ネットワークの基礎知識があれば、理解するのはそこまで難しくない。手順もわかりやすく書かれている。この本の手順に従って、EC2やS3を使ったWebサーバの構築まで、一通り進めることができる。2020/12/10

kumokumot

5
ネットワークの基本でありながら、理解が浅かった部分を埋めることができた。情報処理技術者試験に出てくるような点の知識を線につなげるいい本だと思う。最新版の帯に、新人にもおすすめ的な記載があったのも納得。(今回は数年前に購入していたため最新の3版ではなく改訂版を読んだ。)2020/12/28

かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO

5
インフラ系の初学者の自分にとって非常にわかりやすかった。EC2とか、VPCとか聞いたことあるけど、具体的にどのように設定すればいいのか分からない。そんな人たちにとって参考になる本。Wordpressの環境を自分で手を動かして構築するので理解も深まる。2019/06/23

smatsu

2
ちょっとAWSをいじりたくなり、今度は実際にハンズオンでやりながら再読してみた。やっぱり説明が丁寧で良い本ですが、すでにEC2の設定やMySQLのバージョンが本書改訂時点(2018年)から大分変ってしまっており、かなり読み替える必要があります。特に最後の方のMySQLやWordPressを入れる辺りは書いてある通りにやるだけではまったくうまくいかないので、検索とかしまくって自力でなんとかする必要があります。最新の状況に合わせて改訂三版が出ているようなので、今から買う人は必ずそちらを買うようにしましょう2021/09/23

だまし売りNo

2
Internet GatewayはInstanceに代わって1対1のNATを論理的に行う。トラフィックがVPC subnetから出てInternetへ向かう時、返信アドレスフィールドはInstanceのPrivate IP AddressではなくPublic IPv4 Addressまたは Elastic IP Addressに設定される。2020/12/30

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