内容説明
「絶対不可能」と言われた食堂の多店化は、なぜ成功したのか。カリスマの息子が明かす、日本初・定食チェーンの誕生秘話。
目次
1章 事業家のマグマ―家族にも見せなかった実母との写真(余命1カ月;イッツ・オッケー ほか)
2章 新生大戸屋登場―父に信念を植えつけた、ある思想家(火事と天風;絶対積極の精神 ほか)
3章 隅々までの精神―外食の常識を超えた創業者の非常識(お店はお客様のためにある;「隅々まで」の精神 ほか)
4章 お家騒動を経て―成功体験を壊すのは、会社か息子か(不信感の始まり;“負の遺産” ほか)
著者等紹介
三森智仁[ミツモリトモヒト]
1989年生まれ。2011年、中央大学法学部卒業後、三菱UFJ信託銀行に入社。13年大戸屋ホールディングス入社。14年ビーンズ戸田公園店店主。執行役員社長付を経て、15年6月に常務取締役海外事業本部長。16年2月退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もけうに
3
正直今の大戸屋にはダーティーなイメージしかない。窪田氏側もどうかと思うが。故三森会長の下で働きたいとも思えないなあ…。信念はあるのだろうが、古いタイプの経営者。パワーのあるワンマン起業家が引っ張る会社は、リーダーを失った途端瓦解しやすいということか。2021/12/20
Yasutaka Hori
2
今、バイトテロなどで色々と話題になっていますが。。。大戸屋創業家のご子息による書。どうしても最終章のお家騒動に興味が行ってしまう。本人としては、なるべくフラットに書こうという努力は感じる。また、父親への純粋な尊敬の念も。とはいえやはり創業者本人による書を読みたかった!残念ながら鬼籍に入られているが。ビジネス書というには若干淡白で、しかしながら理性・自律によりお家騒動の告白ほんという訳でもなく、結果的に中途半端な感じになってしまったのは残念。2019/03/14
Humbaba
1
自分の考えをしっかりと持ち、それを打ち出す。そのうえで、他の人よりも汗をかいて行動する。率先して動き、リスクを負ったからこそ成功した時にも多くのものが得られる。また、その成功を享受することは何も金銭的なものだけが目的ではなく、他の人たちを幸せにするということがあるからこそ、しっかりと一つにまとまって行動できる。その道のりは平坦ではなく、困難も多くあるが芯にあるものを忘れないからこそ成功へとつながっていく。2025/01/28
SU
1
2000年前後に大戸屋でバイトしていたので、興味深く読みました。2018/04/14
teihen
1
「大戸屋のお家騒動に興味があって」って理由で読んだわけではないけど、なかなか面白い内容だった。この本読まれたら、大戸屋の株価下がりそうな感じだけど、今のところ、そうでもないようだ。創業者の理念の徹底ぶり、「隅々まで」の精神はすさまじい。2017/09/02