出版社内容情報
ABB,3M,花王など20社数百人の調査から構築した、個人の創造力や自発性を生かす新しいマネジメント・コンセプトを提示。
内容説明
本書では、世界中の企業を席巻している変革、すなわち、貴重な資源である資本を割り当てる組織モデルから、情報、知識、ノウハウを貴重な戦略的資産と見なしてマネジメントする組織モデルへの移行を解説する。
目次
第1部 新しい企業モデルの誕生(マネジメントの再発見―成熟企業から成長企業へ)
第2部 「組織の中の個」から「個を活かす組織」へ(個人への信頼―自発性と起業家精神を育てる;知識の創造と利用―個人のノウハウを組織学習へ ほか)
第3部 個を活かす企業の構築とそのマネジメント(社内の行動環境を変える―変革に必要な四つの特性;組織力の構築―プロセスのポートフォリオとしての企業 ほか)
第4部 新しい企業の時代(会社と個人の新たな関係―価値創造者としての企業;変わるトップ・マネジメントの役割―企業目的、プロセス、社員への視点)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうじ
0
1999年の本。ちょっとしたきっかけでロンドン・ビジネス・スクールの教授だった故スマントラ・ゴシャール教授の本を読んでみたくなって読んだ。従業員の個を活かすエンパワーメントに関するGEやキャノン、イケア、ウェスティングハウス、3M、ABB、コマツといった企業の事例を紹介しつつチェンジ・マネジメントの難しさとその達成への道筋を説明している。企業によってやり方はいろいろだけど、いずれも強い企業のトップのリーダーシップといった特性やその他のスキルが成功の鍵だと思う。この頃の本を読むと日本企業の成功事例が多いよね2016/03/05
Ayano
0
退職された方にいただいた本。25年前の本なので取り上げられている会社の状況も異なってきているものもある。会社の取組紹介というよりも、その会社で働く「個」に対しての組織や上司のアプローチについて理論ベースで体系づけたりして紹介している内容だった。マネジメントの章は仕事で関わる人を当てはめたり、自分に置き換えて考えたりして楽しく読めたが、全体的に難しかった。2024/10/03