内容説明
ソーシャルメディアで炎上?なんて自分には関係ない。会社勤めをする、そんなあなたにこそ読んでいただきたい。同僚と飲みに行くのは会社近くを避ける。そんな慎重な人もツイッターなどソーシャルメディアへの投稿でついうっかり。そして炎上。翌日、会社に謝罪する。そもそも投稿などしないから関係ない。そう思っても誰かがあなたの役職に“なりすまし”孫正義氏を罵倒。そして炎上。翌日、会社が謝罪する。いずれも実話でありそれらを具体的社名で綴ったのがこの事件簿。12年前から炎上現場を追い続けた専門記者による炎上回避のための指南書でもある。
目次
第1章 毎月起こるソーシャルメディア事件―事件簿1~7(12月―来店した勝間和代さんを飲食店店員がツイッターで中傷;1月―ウェスティンホテル店員が大物カップルの来店・宿泊を暴露;2月―三越伊勢丹内定の大学4年生がツイッター暴言で窮地に ほか)
第2章 典型的「炎上」パターン6分類―事件簿8~30(やらせ・捏造・自作自演;なりすまし;悪ノリ ほか)
第3章 炎上防衛Q&A知っておきたい20の知恵(個人編;企業編)
著者等紹介
小林直樹[コバヤシナオキ]
1971年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、94年日経BP社入社。「日経ネットナビ」在籍時の12年前から炎上現場を追ってきた。現在「日経デジタルマーケティング」記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マエダ
72
炎上させるのも人の心を捉えているからと読んでみたが、口汚い言葉や犯罪自慢、武勇伝とかなり稚拙なものがちゃんと炎上している。2017/12/19
えちぜんや よーた
25
【気がついたこと】1.感情の露出をしすぎない→喜怒哀楽の「喜」であっても行きすぎは相手の不快を買う可能性があります。2.リアル社会でもネット社会でも「タブー」の話題がある→社会人1年生になりたての頃、上司から「お客様との会話でこの話題には触れてはいけない」と言われた内容がほぼ同じ。3.ネガティブな発言・口汚い言葉は慎む→最近、その人の発言内容の名詞と動詞を抽出してその人の発言と極めて近い「bot」がつくれると聞きます。まさしく「人を呪わば穴2つ」の世界。襟を正さずにはいられません。2012/07/13
かなえ
16
数年ぶりの再読。問題を起こした企業等の実名を挙げた具体例で、それぞれの事件を『自分事』として考えることができます。炎上防止、炎上鎮火、どちらも大切ですね。2016/01/09
KOTA
16
本当に口は災いの元 書き込みは炎上の元ですね。 でもそれを怖がってばかりいては、新聞や通常のTV等のメディア媒体での広告の効果が薄れてきているため、効率的な販促ができなくなっています。企業にとってはこれから避けて通れないリスクかも知れません。(あえて口コミのみに頼るという戦略もなきにしもありませんが、企業の規模にもよります) そのためにも企業倫理セミナーの中で、ソーシャルメディアを主としたプログラムを組む必要があるでしょう。 2013/06/01
たいそ
9
独り言、ヒソヒソ話のつもりでも拡声器を持って話していることになっていることを意識しなければならない。炎上しやすい話題は何か、どのように対処すれば良いかが参考になった。「痕跡を残さない努力より、不用意な発言を控えるほうが有効」2011/11/17