内容説明
コンピュータを製品開発において技術的な検討に用いるCAEの概念は、二十一世紀に入って大きく状況が変わった。「マルチスケール・シミュレーション」あるいは「マルチフィジックス・シミュレーション」と呼ばれるCAEの新しい形態は、擦り合わせ作業に非常に相性が良いと考えられる。本書には、達人が語るCAE活用のノウハウが満載されている。
目次
第1章 CAEによる新しいものづくり文化の創造
第2章 CAEとは?
第3章 CAEを活用する人たち(カヤバ工業―設計者の誰もが使える仕組みを構築;アイシン精機―実験主体からモノを見ながらの解析主体へ;日東紡績―材料を設計変数にするCAE活用法;マツダ―バーチャルとフィジカルを融合させた高効率な商品開発の実現 ほか)
第4章 CAEを支援する人たち(芦屋大学―ものづくりに失敗しないための、CAE活用の勘どころ;三菱電機人材開発センター―CAEツールは目的に応じてほどほどに使おう;三菱重工業―物事の本質が見ぬける「モデル化」力の醸成に努める;いすゞ中央研究所―二〇一〇年、宇宙大会を目指すROBO‐ONE ほか)
第5章 CAEを支援するツール
第6章 CAEの将来
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