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出版社内容情報
今年4月に起きたみずほ銀行のシステムトラブルは記憶に新しい。経営における情報システムの重要性が言われて久しいにもかかわらず、なぜシステム構築においてトラブルが発生するのでしょうか。
本稼動の延期、構築途中のシステムの廃棄、稼動中の障害発生、システムからの情報漏洩など、失敗事例は後を絶ちません。その原因として、計画に無理があった、要件があいまいで設計変更が頻発した、テストが不十分だった、構築を担当するベンダーの力量あるいは説明が不足していた、といったことが挙げられます。本書では、さらに一歩進んで、それらの直接的な原因の背景にまで迫ります。
情報システムが日常生活に不可欠となり、企業経営と不可分となった今、多くの方にお読みいただきたい1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hatayan
33
2002年刊。長い期間と巨額の費用を投じて開発した情報システムが機能せずお荷物扱いされてしまう。開発工程で必要な要件定義、設計、テスト、運用の作業のなかで陥った落とし穴を解説した、情シス版「失敗学」の事例集。 顧客と事業者との齟齬、社内の経営層とシステム部門の風通しの悪さ、相次ぐ仕様変更による複雑化、過剰なカスタマイズ、甘い見積もり。50件の事例で、地方自治体の基幹システム、鉄道会社の予約システムでの不具合は示唆に富むところあり。オープン化とクラウドが全盛の今にあっても教訓として読むに耐えうる一冊です。2020/01/11
kakaka@灯れ松明の火
2
何年たっても失敗の根本的な部分の大半は変わらないなと感じました。2009/06/20
ハムエッグ
1
Myバイブル。2020/02/28
ひとまろ
1
自分もSEなのでこういう本は勉強になります。 疑似体験が出来る一冊です。 2008/06/01
MonoWaTameshi
1
図書館の書架にて発見。「あっこれって出版された当時読みたかったんだよな」と借りだしてはみたものの、読後感はいまいち。何よりも前書きとさらに後書きまで使って各事例に会社名を載せなかった理由を力説しているのがものすごくカッコ悪い。「日経」としての配慮ですね。もちろん当時の会社名をそのまま載せても現時点で意味がないってのも分かるんだけれど、だからこそかえって実名を通したほうがリアリティが出た気がする。と、1987年から2009年までの『日経コンピュータ』読者は思うのでした。2011/10/04
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