内容説明
「我慢、挑戦、根性だ!」自分と勝負して、克己心を取り戻せ。大手商社の名経営者が示す新リーダーの条件。
目次
序章 リーダーの品格を問う
1章 「オンリーワン」なんて言い訳だ―エクスキューズ症候群(アジアに目を向けて生きよ;中国を見ずに今後の経済を語るな ほか)
2章 クルマザ、語り場を取り戻せ―子羊パンデミック症候群(不況期こそコミュニケーションを;不祥事は永遠に不滅です ほか)
3章 世界に目を開き、飛翔せよ―タコツボ化症候群(国は誰のカネをばらまいているのか;介護無策で国民の不安は消えず ほか)
4章 再び日本に日は昇る―脱ミーイズム(煎じ詰めれば経営者の責任である;この国の若者が半減することは確定している ほか)
著者等紹介
丹羽宇一郎[ニワウイチロウ]
1939年生まれ。1962年名古屋大学法学部卒業。伊藤忠商事入社。ニューヨーク駐在、業務部長などを経て1998年社長に就任。1999年に約4000億円の不良債権を一括処理しながら、翌年の決算で同社史上の過去最高益を計上し、世間を瞠目させる。2004年から会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
1
人は、満たされている状態では全力を出して頑張るということが難しい。欲しいものがあれば、なんとか手に入れようと考えて努力をする。それによって社会は更に発展する。途上国ではそうやって発展しようというパワーを持っているのに対して、現在の日本はある程度何もしなくても生活できるためにパワーを失いつつある。2015/02/24
虎男
0
商社がつぶれないのはポートフォリオがなされているから。めざすはナンバー1、オンリー1は文芸の世界の戯言。今後の日本が目指すのは「プレミアム社会」→高等教育、高等技術に投資すべき。(工業、経済競争は終わった。資本主義の最終段階であろう。国家の借金は金利だけでも1秒間に30万円。意見は明快。少子化対策を第一義としている。話が寄せ集めなので断片的なのが残念/B2012/05/19
まあ
0
気合いの入った筋金入りの元商社マンです。日本という国や若い人達のことを憂いている様子がよくわかります2011/02/27
はる
0
謙虚さと 農業! だそうです2010/10/05
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