内容説明
日本や米国で薄型テレビの爆発的な需要拡大が始まった。急速にシェアを伸ばす松下電器産業とシャープ。平面ブラウン管テレビの覇者、ソニーは大きく出遅れてしまった。なぜ、これほど明暗がはっきりしてしまったのか―。勝敗を決める要因は20年前にあった。日経ビジネスで長年、取材・執筆を重ねてきた著者が、今後、合従連衡が予想される激動するエレクトロニクス業界の将来を占う。
目次
薄型テレビ最終戦争―三強はかく戦う
すべてはテレビ世界制覇のために
世界一流ブランドへの思い
異才・久多良木健の無念
偉大過ぎた井深大のトリニトロン
平面テレビへの執念
液晶テレビの夜明け
勃発 第一次フラット化戦争
平面テレビ「ベガ」の衝撃
薄型パネル黎明期の明暗
液晶テレビ世界一への道
液晶再編の“隠れた主役”
質実なプラズマ市場の開拓者
薄型テレビ 決戦の時
著者等紹介
寺山正一[テラヤマショウイチ]
1964年生まれ。87年東京大学経済学部卒業、麒麟麦酒入社。89年日経BP社入社、「日経ビジネス」編集部記者、ニューヨーク特派員、格付投資情報センター出向を経て2003年より「日経ビジネス」副編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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