なぜ新耐震住宅は倒れたか―変わる家づくりの常識

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なぜ新耐震住宅は倒れたか―変わる家づくりの常識

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822200695
  • NDC分類 524.91
  • Cコード C3052

出版社内容情報

問題がないはずの新耐震住宅が多数倒壊した。
被災住宅の現地調査と図面分析から、倒壊の原因と対策を読み解く。熊本地震が突き付けた戸建ての死角
問題がないはずの新耐震住宅が多数倒壊した。
被災住宅の現地調査と図面分析から、倒壊の原因と対策を読み解く。

熊本地震の被害から地震に強い家を再検証しました。
一般的には、昭和56年(1981年)の新耐震基準より古い家が地震に弱いと考えられてきましたが、
熊本地震では新耐震基準の家も2000年を境に耐震性能に違いがあることが明らかになりました。
2000年の告示で追加になった規定や、くぎのめり込みによる強度の低下など、
日経ホームビルダーが報じてきた耐震対策の課題を一冊にまとめました。

【 目 次 】
PART 1
熊本地震の被害の特徴
 住宅被害は16万棟超
 被災地の住宅57棟を踏査
 前震耐えるも本震で倒壊 ほか

PART 2
倒壊の原因を徹底分析
 阪神を上回る破壊力
 壁位置の上下不ぞろいが弱点に
 見えてきた崩壊プロセス ほか

PART 3
危ない新耐震住宅
 65%が接合部に問題あり
 曖昧さが奪った耐震性能
 重要ワードの要点/木造住宅の「2000年基準」

PART 4
顧客と実務者の本音
 築浅顧客に拡大する耐震不安
 半壊が地震後居住の分かれ目
 4号特例を再考し制振に注目

PART 5
実験で分かる住宅の壊れ方
 耐力壁が少ない家の壊れ方
 筋かい耐力壁に潜む危うさ
 なかなか壊れない大開口 ほか

PART 6
危ない筋かい
 角度が急な筋かいの強度は?
 断面欠損で筋かいの強度は?
 節のある筋かいの強度は? ほか

PART 7
危ない軸組
 1階だけの補強は危険?
 引き抜きと偏心、優先は?
 接合がいい加減な増築リスク ほか

はじめに

PART 1
熊本地震の被害の特徴
 住宅被害は16万棟超
 被災地の住宅57棟を踏査
 前震耐えるも本震で倒壊
 新耐震でも壊れた
 南阿蘇村のアパート被害
 増築による被害
 盛り土と川沿いで被害顕著
 重要ワードの要点/新耐震基準と旧耐震基準

PART 2
倒壊の原因を徹底分析
 阪神を上回る破壊力
 壁位置の上下不ぞろいが弱点に
 見えてきた崩壊プロセス
 「地盤主因説」に見方分かれる
 「壁量2倍」の住宅はほぼ無傷
 軽量鉄骨住宅、倒壊の原因は?
 意識改革で木造被害を減らせ
 家族の脱出阻んだ障害物

PART 3
危ない新耐震住宅
 65%が接合部に問題あり
 曖昧さが奪った耐震性能
 重要ワードの要点/木造住宅の「2000年基準」

PART 4
顧客と実務者の本音
 築浅顧客に拡大する耐震不安
 半壊が地震後居住の分かれ目
 4号特例を再考し制振に注目

PART 5
実験で分かる住宅の壊れ方
 耐力壁が少ない家の壊れ方
 筋かい耐力壁に潜む危うさ
 なかなか壊れない大開口
 耐震補強の効果と限界
 くぎがめり込んだ耐力壁
 「長期優良」なぜ倒れた?
 破壊実験が示す教訓は?

PART 6
危ない筋かい
 角度が急な筋かいの強度は?
 断面欠損で筋かいの強度は?
 節のある筋かいの強度は?
 出隅の筋かいが土台を破壊?
 片筋かいの危ない配置とは?

PART 7
危ない軸組
 1階だけの補強は危険?
 引き抜きと偏心、優先は?
 接合がいい加減な増築リスク
 母屋と増築部はぶつかる?
 重要ワードの要点/耐震等級

おわりに

日経ホームビルダー[ニッケイホームビルダー]

内容説明

新耐震住宅の“安全神話”が崩壊。被災住宅の現地調査と図面分析から、倒壊の原因と対策を読み解く。

目次

1 熊本地震の被害の特徴
2 倒壊の原因を徹底分析
3 危ない新耐震住宅
4 顧客と実務者の本音
5 実験で分かる住宅の壊れ方
6 危ない筋かい
7 危ない軸組

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ken

1
二度の震度7と火山灰の堆積した地盤が被害を大きくしたが、現在の基準の課題を知ることは、今後のために重要なこと。2016/12/25

aochama

0
熊本地震で地震に強いと言われていた新耐震住宅が大きく壊れた原因を分析、単に2回震度7があっただけではないようです。新耐震住宅でも壊れるメカニズム、どのように壊れるのかの検証、危ない筋交いや軸組、増築についても言及し、地震で建物が壊れるリスクと新耐震の課題を明らかにしています。やや専門的ですが、損傷建物の写真やイラストも豊富で分かりやすい工夫がなされています。。2018/06/16

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